山上徹也容疑者の安倍元首相襲撃事件

山上徹也容疑者の生い立ちと家族「兄は自殺で母親は宗教」まじめで努力家の団長・安倍元首相殺害事件

山上徹也容疑者の安倍元首相襲撃事件

安倍晋三元首相が演説中に銃で撃たれた事件で、現行犯逮捕された山上徹也容疑者とはいったいどのような人物なのでしょう。

山上徹也容疑者の家族とその生い立ちを調査。兄の自殺説や母親が宗教団体にお金をつぎ込んだという話の信ぴょう性をチェック。学生時代の知人や元職場の同僚の証言を調査します。

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山上徹也容疑者の家族

安倍元総理が奈良市で選挙の応援演説中に銃撃され死亡した事件で、奈良市に住む元海上自衛隊員の山上徹也容疑者が、殺人容疑で送検されました。

山上容疑者は動機について「宗教団体に恨みがあった。その宗教団体と安倍元総理につながりがあると思った」などと供述していることがわかっていますが、さらに、「安倍元総理の銃撃の前日に宗教団体の施設に試し撃ちをした」などとも供述していることが新たにわかりました。

実際、試し撃ちをしたとみられる奈良市内にある宗教団体施設の建物の壁には、銃で撃たれたような痕が複数残っているのが確認できています。

  • 名前:山上 徹也(やまがみ てつや)
  • 年齢:41歳
  • 住所:奈良県奈良市大宮町3
  • 職業:無職
  • 容疑:殺人容疑

山上徹也容疑者とはどんな人物なのか、その人となりや、山上徹也容疑者の家族構成を知りたく思い、調査しました。

山上徹也容疑者の家族については、父親と母親、そして、兄と妹がいました。山上徹也容疑者の父親というのは名門の大学工学部出身の建築家で、建設会社経営していたということですが、山上徹也容疑者がちょうど5歳の時に他界していました。

急死だったということで、“不幸な死”との報道がなされており、事故死か、あるいは急病であった可能性が考えられます。

そして、山上徹也容疑者には兄がありましたが、病を患い長年闘病。山上徹也容疑者の兄については、実家の近隣住民が、山上徹也容疑者の兄は神経質だったと証言しています。母親が「うるさいからやめてくれと」怒鳴り込んできたといいます。

その兄は、病気を苦にしてか、母親の宗教入信のせいなのか、5,6年前に自殺したといいます。

ということで、山上徹也容疑者の家族で、今現在存命なのは、母親と妹ということになります。

山上徹也容疑者の生い立ち

山上徹也容疑者の家族についてみてきましたが生い立ちについていて見ると、山上容疑者は1980年に次男として生まれています。しかし先ほどあったように、山上徹也容疑者が5歳の時、父親が亡くなっており、その後、生計を見てくれていた祖父も死亡。

その後、山上徹也容疑者の一家は、大和西大寺駅近くの古びたアパートでひっそりと暮らしていたといいます。

山上徹也容疑者は、地元の公立の小中学校に通っていました。

この画像は、山上徹也容疑者の中がこの卒業アルバムの写真。名前の下に書かれている「こてつ」というのは、山上徹也容疑者のニックネームです。

小学校や中学時代の山上徹也容疑者について、同級生は、「運動が好きで、小学校時代は友だちとよく外遊びをするどこにでもいる子どもだった」といい、中学では「バスケットボール部に入っていた」といいます。

バスケ部で一緒だった同級生は、同じ同級生から「あれ、こてつかな」というLINEで気づいたといいます。ニュース映像で見た男は少しやせたように見えたそうですが、確かに同級生だった「こてつ」に違いなかったといいます。

同級生によると、山上徹也容疑者のイメージは、「真面目で、努力家」だといいます。

そして、「誰とでも仲良くするタイプで、人の悪口も言わないような性格でした」といい、「ほんまにまじめやったのに、なぜ、こんなことをしたのかわからんです。同級生はみんな信じられないと言っている。本人にしかわからないと思う」 と話しています。

そしてこの後、山上徹也容疑者は、中学卒業後、県で一、二を争う進学校へ進学。この同級生たちとは疎遠になったといいます。

ということで今度は高校なのですが、ここでも「県で一二を争う」と言われ、ほかにも「県内トップレベル」との報道。さらに、山上徹也容疑者が2年生、3年生の時には、山上徹也容疑者の所属する高校の野球部が、春のセンバツにも出場しているという情報があります。

となると、高校も限定されてきます。

そして、調べてみると、

奈良県高野連の記録にギリギリ1998年の春の選抜大会の出場校が出ていました。1998年は、山上徹也容疑者が18歳の高校3年生の時だと思われます。

また、ほかのサイトで見ると、

このように、1997年にも「郡山高等学校」が選抜出場しています。この年は、山上徹也容疑者が高校2年生の時と思われ、報道の情報に該当します。

ということで、山上徹也容疑者の進学した高校は「郡山高等学校」だと思われます。

ちなみに、偏差値を見てみましたが、やはり高めで、県内トップレベルというのにも合致します。

高校時代の山上徹也容疑者の画像です。

高校時代は、応援団に所属。無口でおとなしいという印象の山上容疑者でしたが、野球部が甲子園に行ったことで、一般の生徒に応援指導をしたといいます。その時についたあだ名が「団長」だったそうです。

高校の同級生は、「母親が、金を統一教会に使い込んで、学費が払えず、中退を余儀なくされたと聞きました。それで大学を途中でやめてしまったと思う。山上は飄々ととしていて、口数は多くはないが悪い奴じゃない」と。

さらには、「それがおかしくなり、『統一教会がなければ』と恨みを口走るようになった」といいます。

山上徹也容疑者の育った複雑な家庭環境の詳細【追記】

山上徹也容疑者の家族構成については、前述した様に、父と母、そして兄と妹がいたわけですが、それら家族の詳細について明らかになってきました。デイリー新潮が伝えています。

山上徹也容疑者の父親は、奈良県に本社のある建設会社に入社。そしてその社長の娘と結婚。そして子供たちが生まれます。

山上家を知る人の話では、「お母さんが『朝起(あさおき)会』という宗教にはまっていたんです」と。そして、「子育てをほっぽらかしにしていて、朝の5時とかに出かけてしまうんです」と山上家の当時を語っています。

つまり、母親は育児放棄(ネグレクト)していたということになります。続けて知人は、「ご主人もなんもせんとね」と、山上徹也容疑者の父親も子育てはしなかったということです。

しかし、もっと驚くことにこの知人は、「奥さんが相当宗教に入れ込んでしまったみたいで、旦那さんはノイローゼやったようです。最後は近くのマンションから飛び降りて自殺しはってね」と証言。つまり、山上容疑者の父親は病気や事故で亡くなったのでなく、自殺だったということです。

さらに、母親と兄について、山上徹也容疑者の伯父が真実を明らかにしています。

「徹也の兄は小児がんを患っていて、手術もしています。片目も失明しており、普段の生活にも苦労していました」と話し、「そうしたことがきっかけになり、父が亡くなってずいぶん経ってから、母は統一教会に入信したんですわ」と。

そして山上容疑者の母親は、熱心な信者となり、子供たちを置いて長期にわたり渡韓を繰り返していたといいます。

「そりゃあ、統一教会憎しになりますよ。(寄付として家から)持って行かれてしまったのが、1億数千万円はある」と金額も明かした伯父。

さらに、「私はね、3人の甥と姪の依頼で統一教会から5千万円を2009年に取り返したんですよ。その時の和解書もある」と、5000万円を取り戻したことを明かしましたが、「でも、取り返した金を母親がまた寄付してしまうんです」と話しています。

山上容疑者の兄は後に自殺し、また山上容徹也疑者本人も、母の信仰に悩み自殺未遂を起こしているといいます。

これらの話を聞くと、山上家の問題はすべて母親がらみ。母親の信仰心がもとで自殺者や自殺未遂者が出てる。にもかかわらず、信仰をやめていないとか、寄付をやめないとか。

山上徹也容疑者が行った犯罪は、一部の隙間なく糾弾されるべきではあります。しかし、家庭環境については、同情する部分はありそうです。

山上徹也容疑者の自殺未遂の理由【追記】

山上徹也容疑者が自殺未遂を図ったことがあることを、追記していましたが、その理由が明らかになってきました。

山上徹也容疑者の叔父の話では、は海上自衛隊に所属していた2005年2月14日、山上徹也容疑者は呉市内にある自衛官専用の下宿で自殺を図ったそうです。

山上徹也容疑者はベンジン50ミリリットルとアルコールを飲み干したが混沌とする意識の中で自ら救急車を呼び、一命を取り留めたといいます。

その後の、聴取で山上徹也容疑者は、「母親は統一教会に熱中するあまり家庭を顧みず、お金をつぎ込む毎日でアルバイトも解雇されてしまった。特殊な家庭環境に置かれる中で小学生時代から漠然とした自殺念慮があった。」と語っていました。

そして、山上徹也容疑者の伯父が、その時の山上容疑者のことを話しています。

「徹也は自殺を図る直前、広島の消費者金融に80万円ほど借金を重ねて飲み屋街で散々飲み歩いていた。『死のう』と思ってのことでしょう。結局、その借金も私が全部払った。後に分かったんやけど、徹也は自分が加入していた保険の受取人をA子から兄貴に変更していた。(障害を持つ兄に)保険金を残したかったようだ」と。

つまり、山上容疑者が自殺を図った目的の一つには、難病の兄と妹への想いがあったからだということのようです。

兄弟思いの山上徹也容疑者だということが、この話からも分かります。しかし、難病の兄は、2015年11月、将来を悲観して自殺。

この時山上徹也容疑者は、「兄貴、なんで死んだんや……。生きてたら、ええことあんのに」といったそうです。

このことも、山上容疑者にとっては「旧統一教会憎し」へと向かって原因の一つになったのでしょう。

山上徹也容疑者は同志社大学中退で海上自衛隊へ

山上徹也容疑者の高校までを見てきました。つまり、山上容疑者は頭脳名声であったと考えられます。なので、大学に進学していたと思われますが、匿名掲示板には、

「違うんだよ。ここでも一回だけ書くけど阪大工学部に落ちたんだよ。一緒に受けた関学理学部と関大工も合格。
ホントに同志社は2年のとき電車で会ったし通学してた。
もう言わない。
専門学校中退は自殺した兄貴だよ。
それから大病して食事代も治療費も
無くて悲観して亡くなった。
同志社は2年のとき電車で会ったし。」

 

と、このようなコメントがありました。

同志社大学工学部に通っていたようですが、中退しています。この中退の原因となったのが、母親の宗教入信に李お金がなくなったからだといいます。

その後、山上容疑者は専門学校に行き、2003年から2005年まで、任期制自衛官として海上自衛隊で3年間の勤務歴があったことがわかりました。

山上徹也容疑者の母親は、2000年に宗教に入信。その後、2002年には、母親は奈良地裁から破産宣告を受けていました。

山上徹也容疑者は、自衛隊時代に同僚に「母親が宗教にお金をつぎ込んで、家にカネがなくてどうにもならない」と話していたようです。

山上容疑者は非正規雇用でフォークリフトの運転手をしていた

近年の山上徹也容疑者は、2020年10月から京都府内の工場でフォークリフトの運転士として仕事をしていました。奈良市の自宅からバイクで通い、当初はまじめに勤務をしていたということです。

しかし、今年に入って「異変」がみられるようになったそうです。

その「異変」というのが、

  • 仕事を手順通りにしない
  • 同僚と口論になる

などしたようです。

山上徹也容疑者が働いていた工場関係者の話では、「先輩社員とトラブルになり、『それならお前がやれよ』などと暴言を吐くようになった」というのです。

仕事の契約更新の話が出始めた4月はじめ、山上徹也容疑者本人が「5月で退職させてほしい」と派遣会社に申し入れ、期間満了で退職したそうです。

今年に入って、山上徹也容疑者に何らかの異変があったと考えられそうです。

それが何なのか。今後も情報がわかり次第追記してゆきます。

山上徹也容疑者の安倍元首相銃撃で旧統一教会会見【追記】

安倍晋三元首相(67)が奈良市内で参院選の街頭応援演説中に銃撃された事件を受け、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が11日午後、東京都内で記者会見を開きました。

安倍元首相を銃撃したとして逮捕された山上徹也容疑者については、在籍の記録はないと明らかにしました。また、山上徹也容疑者の母親については「法人の協会員で、現在では月に1度程度、行事に参加している」としています。

山上容疑者の母親は、一時教会の活動を離れた時期があったということですが、2,3年前から復帰し月一回程度参加しているようです。

また、山上容疑者の母親が協会員となったのは、1998年と発表。このサイトで報じた「2000年に入信」というのとは異なっていました。

山上徹也容疑者は「母親が宗教団体にのめり込んで破産した。安倍氏が団体を国内で広めたと思い恨んでいた」などと供述しています。

山上徹也容疑者が教団トップから標的を安倍元首相に変更【追記】

安部元総理狙撃事件で、山上徹也容疑者が供述を始めています。山上容疑者は長年の恨みを晴らそうとした具体的な行動についての供述では、

「2~3年前に愛知に韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁が来ていました。その時、火炎瓶を持っていきました。教会のメンバーしか会場内に入れなかったので、行くだけで何もできませんでした」と話しています。

韓鶴子総裁というのは、“旧統一教会”創設者の妻で、現在の「世界平和統一家庭連合」の総裁を務める人物で、その総裁を火炎瓶を持って狙っていたというのです。

ところが、山上徹也容疑者の計画に狂いが生じます。

そこで、「本当は、統一教会のトップを狙っていましたが、韓国にいて、コロナウイルスのために日本に来ませんでした。安倍元総理を狙って、撃てば死ぬかもしれないことは分かっていましたが、どうしても統一教会が許せず、そこにつながっている安倍元総理を散弾銃で撃ったのです」と話しています。

この山上徹也容疑者の供述から、日本の安倍元首相は、韓鶴子総裁の代わりに打たれて亡くなってしまったことが明確になりました。

では、韓鶴子総裁の代わりが、なぜ安部元首相だったのでしょうか。これについて、山上徹也容疑者は、「安倍元首相のメッセージ動画を見て、宗教団体とつながりがあると思った」と話しています。

そしてこの画像が、安倍元首相がメッセージを送ったとされる動画の画像です。

21年9月に行われた旧統一教会の関連団体「天宙平和連合」のイベントへ、ビデオメッセージを送った動画の中で、安倍元首相は「家庭の価値を強調する点を高く評価します」という趣旨のメッセージを送っていました。

おそらくならこの動画を見た山上徹也容疑者は、安倍元首相が、旧統一教会のかかわっていると判断したのでしょう。

山上徹也容疑者は「20~30年前に母親が宗教団体に入会し、多額のお金を振り込んで破産した。そのころから恨んでいる」と供述した通り、宗教団体への恨みは相当なものだったと思われます。

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