安倍元首相を襲った山上徹也容疑者のTwitterのアカウントが特定されました。母親が入信し、旧統一教会を恨み、犯行に及んだ山上容疑者。
特定された山上容疑者のツイッターのツイートの内容を調査。旧統一教会への恨みのツイートの内容と自身の生い立ちのツイートをチェックします。
山上徹也容疑者のTwitterアカウント特定
参議院選挙の応援演説中の安倍元首相を、手製の銃で襲った山上徹也容疑者が、この事件を起こす前、島根県のジャーナリストに手紙を送っていたことが、ここ数日で話題になりました。
そして今度は、山上徹也容疑者本人のTwitterアカウントが特定されています。
- 名前：山上 徹也（やまがみ てつや）
- 年齢：41歳
- 住所：奈良県奈良市大宮町３
- 職業：無職
- 容疑：殺人容疑
事件からすでに10日余りたって、やっと、山上徹也容疑者が使っていたSNSのうち、Twitterアカウントが特定されています。
そのTwitterアカウントがこちら。
このTwitterアカウント、「silent hill 333」については、滝沢ガレソさんがツイッターで解説しています。
「※ご存じない方のために…
サイレントヒル3＝KONAMIのホラーゲーム
・主人公の少女が、家族を殺したカルト教団に復習を果たす物語
・しかも少女の前世は、カルト狂いの母親によって悪魔の生贄にされているという設定
・「きっと同作品をプレイして山上容疑者は他人事ではなかったのでは」という分析も」
そして、このTwitterアカウントでは、フォロー中が「２」となっている点に着目。
山上徹也容疑者がフォローしていたというのが、
一つは、文春オンラインのツイッター。もう一つは、おそらく個人でdiscordのサーバをしている方のツイッターをフォローしていました。
山上徹也容疑者のツイッターで語られた生い立ち
このTwitterアカウントを見ていくと、山上徹也容疑者が今回の事件を起こした予告や、生い立ちがツイートで紹介されていました。
まずこのTwitterアカウントは、2019年の10月から使用されていますが、ツイッターを始めて間もない頃にツイートされたのがこちら。
「オレがに憎むのは統一教会だけだ。結果として安倍政権に何があってもオレの知ったことではない」
今回の犯行予告のようなツイートを、このTwitterアカウントにしていました。この時から、山上徹也容疑者は、安倍元首相を狙った犯行を決意していたというのかもしれません。
さらには、
「オレが１４歳の時、家族は破綻を迎えた。統一教会の本分は、家族に家族から窃盗・横領・特殊詐欺で巻き上げさせたアガリを全て上納させることだ。70を超えてバブル崩壊に苦しむ祖父は母に怒り狂った、いや絶望したと言う方が正しい。包丁を持ち出したのその時だ。」
「祖父はオレ達兄妹を集め、涙ながらに土下座した。自分の育て方が悪かった、父と結婚させた事が誤りだった、本当に済まないと。」
「オレはあの時何を思えばよかったのか、何を言うべきだったのか、そしてそれからどうするべきだったのか、未だに分からない。」
「根本的に家族として崩壊したまま、現実は上滑りしていった。あの破綻以来、徐々に勉強は分からなくなって行ったが、それでも祖父が周囲に自慢できるほどの進学校には進んだ。入試後の気の抜けた雰囲気の校内で、沈み込むオレを見てクラスメイト達は入試に落ちたのだと噂した。」
「祖父はオレ達に土下座した後、懇願した。これ以上どうする事もできない、田舎に帰るから出て行ってくれと。この言葉はオレを縛り続けた。祖父を信じることができなかった。事実祖父は年に一度か二度、荷物をまとめるようオレに迫った。それからオレを守るのは、皮肉な事に張本人の母だった。」
「混乱し誤魔化し続けた現実のまま、ある日祖父は心臓発作で亡くなった。これまで祖父の目を盗んで金を統一教会に流していた母を咎める者はもういない。全てを手にした母は、韓国人が選民と信じる者にしか存在しない対価と引き換えに全てを引き渡し、そして言った。「祖父の会社に負債があった」と。」
「祖父は死後も辱められた事になるが、それを知るのはそれから10年後だ。ジョーカーは何故ジョーカーに変貌したのか。何に絶望したのか。何を笑うのか。」
これまで報じられてきた山上徹也容疑者の生い立ち。その具体的なものが、山上徹也容疑者本人の思いとともに語られています。
山上徹也容疑者がツイッターで旧統一教会についてツイートした内容
山上達也容疑者がツイッターで、旧統一教会に関すしてのツイートを集めてみました。これを見ると、どれだけ統一教会を恨んでいたかがわかってきます。
「麻生はカトリックだからな。2009年だったか、統一教会に強制捜査入れている。当時は宗教法人格取り消しも噂された。奇しくも日本統一教会会長は強制捜査時と同一、徳野だ。」
「でもリアリティあるよね。オレは韓国人が「日本人は世界では嫌われてる。金づるだからいい顔されてるだけ」と言うのよく聞いたたもんだ。統一教会だが。」
「いや違うだろう。統一教会の合同結婚式のミソは「反社会的宗教を信じる者にしか存在しない教祖(又は教会、教義)の絶対性による当事者の感情を無視した絶対的な配偶」であって「論理の塊でしかないAiによる当事者の好意可能性を主眼にしたマッチングサービス」とは何の関係もない。」
「ウチのお袋は子供に自立の芽でも出ようものなら即座に統一教会ハマって一族もろとも巻き添えにして自爆したね。恐ろしきは女人なり。」
これらは、山上徹也容疑者が2020年にした、旧統一教会に関してツイートしたものの数々です。
そして、2021年に入ると、
「このサンクチュアリ教会の代表(文鮮明７男)こそ文鮮明が指定した統一教会の正当な後継者。そしてこれである。統一教会が何から何までイカサマであるのは既にこれ以上ないほど明らかだが、彼らに必要なのは撃つべきはただ自分の頭のみという真実。 」
「言っちゃ何だがオレの10代後半から20代初期なんかこれ以下だよ。社会問題として支援が呼び掛けられる様は羨ましいとすら思う。」
「ですが、特にあなたを憎んでいる訳ではありません。
今回連絡してみようと思ったのはあなたも統一教会を憎んでいるだろうと思ったからです。
憎んでいるなら、さぞかし深く深く憎んでおられるだろうと。
統一教会を、文一族を、
許せないという思いがあるなら
どうか連絡して下さい
YよりWへ。」
「そりゃ武装もしたくなるでしょう。
いつ殺されても仕方がない事を、
むしろ全人類が今すぐ殺さなければならないと思うであろう事を、
あろう事か神を騙り行って来たのだから。」
「統一教会員なんぞナチと同等かそれ以下のクズだぞ。」
「2世の苦しみか。実に下らない。
親を殺してニュースになる2世が現れて統一教会の名が出れば許してやろうかとも思うが。」
「兄弟みな就職して結婚して、それからで本当に良かった。世の中にはこのノリで根こそぎ金を持ち出し親戚に無心し家事は放棄し何日も家を空け、聞けば「世界を救う神の計画の瀬戸際」だと言う。そんな宗教もある。もちろん統一教会だが。
母親を陰謀論で失った」
さらには、
「国連の認証を受けたNPOだ(おそらく事実)という事を前面に出す統一教会系の団体が寄付集めに家に来たことがある。世の中そんな程度。」
「統一教会が素性を隠して接近しあれやこれやで信者を獲得する手法を取ってきたこと、問題化した後もダミー団体を多数設立し似たようなことをやり続けて来たこと、何らかの目的をもって近づく人間はいるんだよ、世の中には。」
「現在から見れば自国中心主義に男尊女卑を当てはめ正当化を図るという、何一つ正しい事が分からない哀れなオッサンの妄想教義ｗ」
この追ったアカウントのツイートされた中身を見ていくと、2021年までは旧統一教会についてのツイートも多かったように思いますが、ここ最近では、旧統一教会のことについて触れるツイートが少なくなっています。
これは、山上徹也容疑者が、安倍元首相を襲うことを決めた時期と重なります。
そして週刊誌報道などにあった、旧統一教会トップの韓鶴子（ハン・ハクチャ）総裁をずっと狙っていたといいます。その狙い方は火炎瓶であったと。
そしてツイッターに残るツイートに、
「これ見ると『火炎瓶以上のものを用意する金がなかったのを馬鹿にされてる』のかと誤解する。」
などの表現もあり、火炎瓶襲撃も、準備していたことを裏付けています。
ちなみに、このTwitterアカウントのツイートを調査していると、安倍元首相に関するツイートも多くみられ、また政治に関してのツイートも多いと感じます。
また、ツイートの意見などは、旧統一教会以外の勉強もしていたことがわかるほど、内容の濃いツイートもあり、週刊誌などが記事にしていた山上容疑者の伯父が語った「頭がよかった」ことを証明しているように思います。
山上徹也容疑者が手紙を送った相手
ここ数日の間に、山上徹也容疑者が、犯行前に手紙を送っていたことが話題になっていましたが、手紙のを送付された方が、報道で米本さんといわれるルポライターだと明らかにされています。
そしてその殻が運営するブログを、山上容疑者が閲覧し、コメントを投稿していました。
そのコメントというのがこちら。
「何らかの形で統一教会に関わる者、関わらざるを得なかった者(霊感商法の被害者も含む)が幸福になるには 統一教会に囚われ続ける事が障害になるのはその通り。
が、善悪は個人の幸福とは別に存在している。
一人の狂人の誇大妄想、際限なき欲望、病的な自己愛が為に金を奪い、家族を奪い、幾多の個人の人生を狂わせたのは万死に値する罪ですよ。
そんな悪の権化を今日も「⭕⭕様」と崇め奉り国会議員すら参列させ「勝利！」(悪がこの世に勝利したとでも言いたいのか？)と宣言する世の中な訳です。
必要なのは許す事でも忘れる事でもない。
彼等の罪を償わせ切ること。
同じ人間が長い年月かけ捨身で築いたものを破壊するのが容易ではない。
どれだけ平和を願おうとも武器を持ち迫る者と戦えば自分も同じ穴の狢。
屈する者は負け犬という。
統一教会が信者を犠牲に築いて来た今を破壊しようと思えば、
最低でも自分の人生を捨てる覚悟がなければ不可能ですよ。
(それは米本氏も身を以て知っているはず)
統一教会が滅んで悲しむのはこの世に害なす事が生き甲斐の者しかいない。
何の遠慮がいろうか？
我、一命を賭して全ての統一教会に関わる者の解放者とならん」
このコメントをブログのコメント欄に「まだ足りない」の名で記したのが山上容疑者です。
そして、ほかにも、
「1％の訳がない
米本氏は本気で「統一教会への献金で問題になったのは１％」などと信じているのか？
また金でも貰ったのか？
統一教会が金を巻き上げたのは主に誰からか。
信者の大半はどんな人々か。」
などのコメント投稿もしており、ブログ運営者の米本氏に諫められていました。
そして結局はイエローカードを出され、
このブロブ運営者の米本氏にのみ、犯行を打ち明けていたわけです。
しかし、いずれにしても、安倍元首相殺害は、まったく許されるものではありません。山上徹也容疑者の犯した罪はあまりにも大きすぎます。
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