2022年、今年の「THE W」が12組のファイナリストの中からブロック別に、ヨネダ2000、天才ピアニスト、紅しょうがが最終決戦に挑み「天才ピアニスト」が優勝しました。
この「THE W 2022」にネットではつまらないの声が出ています。審査員のコメントやネットの反応を見ていきます。
「THE W 2022」のファイナリスト
12月10日、今年も「女芸人No.1決定戦 THE W 2022」が開催されました。今年は過去最高の735組がエントリー。だからなのかどうなのかわかりませんが、決勝進出者は、これまでの10組から2組増えて12組。この12組で頂点を争います。
12組というのが、
Aブロック
TEAM BANANA
ヨネダ2000
さとなかほがらか
Aマッソ:3
Bブロック
天才ピアニスト
爛々
スパイク:
フタリシズカかりこる
Cブロック
河邑ミク
エルフ
紅しょうが
にぼしいわし
これら決勝進出者12組が、4組ずつAブロック・Bブロック・Cブロックに分かれ、全ブロック、1ネタ終えるごとに「暫定1位」を決定。勝ち残った1組ずつが最終決戦に進出し、3組で最終決戦を争い、審査員6票+視聴者のデータ放送による「国民投票枠」1票で優勝が決定するという仕組み。
ちなみに、今年の審査員というのが、ドランクドラゴンの塚地武雅、マヂカルラブリー野田クリスタル、アンガールズ田中卓志、笑い飯の哲夫、麒麟の川島明と友近という布陣でスタートしました。
「THE W 2022」決勝結果
決勝の結果は、
Aブロック
TEAM BANANA:3 ヨネダ2000:4
ヨネダ2000:7 さとなかほがらか:0
ヨネダ2000:4 Aマッソ:3
Bブロック
天才ピアニスト:7 爛々:0
天才ピアニスト:7 スパイク:0
天才ピアニスト:7 フタリシズカかりこる:0
Cブロック
河邑ミク:0 エルフ:7
エルフ:0 紅しょうが:7
紅しょうが:7 にぼしいわし:0
このような票の入り方になっていました。
そして、その結果、最終決戦に進んだのが、「ヨネダ2000」「天才ピアニスト」「紅しょうが」の3組でした。
ネットがざわついたのが、Aブロックの「ヨネダ2000」と「Aマッソ」の戦い。「Aマッソ」の敗北に、Twitterでは、
「え、ヨネダ2000がAブロックの勝者なの?圧倒的にAマッソの方が面白かったし、これから活躍するだろうなって思ったんだけど…」
「正直Aマッソが優勝しなくても、自分たちが面白いって信じていればいいのよ。だけど、Aマッソが優勝目指して本気になってるから、本気になってたから負けて悔しい。」
といった声や、ほかにも「負けたの意味不明だわ」「負けたん惜しすぎる」「敗退かぁ」「悔しい」「最高だったよ」「なんで負けたん?笑」「敗退したから萎えたぁ」「審査おかしすぎだろ!」の声が上がっていました。
「THE W 2022」最終決戦
そして、最終決戦に進んだ、「ヨネダ2000」「天才ピアニスト」「紅しょうが」の3組が、2本目のネタを披露。
最終決戦のネタは、「ヨネダ2000」「天才ピアニスト」がコント。「紅しょうが」が漫才でチャレンジしていました。
そして結果発表となります。
最後のドランクドラゴンの塚地さんの票が「天才ピアニスト」に入って、天才ピアニストの優勝が決定しました。
最終決戦の最後は天才ピアニストと、M1でもファイナリストとなっているヨネダ2000との戦いとなりましたが、「天才ピアニスト」が勝者となっています。
しかし、「THE W 2022」が終わってネットでは「つまらない」の声が上がっていました。これは、なぜなのでしょうか。
「THE W 2022」はつまらない
ネットで「つまらないといわれていることについて調査してみました。
「『the W』ってうったらつまらない、おもんないって出るの草」
「THE Wがめちゃくちゃつまらない。
放送事故?」
「よくわからなくて途中で見るの諦めちゃった。つまるつまらないじゃなくて単純に好みの問題かな…。」
「コメンテーターはっきり、
「つまらない」って言えって感じ!
M-1はきちんと評価を伝えてくれるからすごく良い思うけど!
本当になんか、コメントもゆるいよな
お遊戯会じゃないんだから。
炎上が怖いんか?」
「日テレの賞レースの作り方が下手くそなのか
芸人がただ単につまらないのか
両方だな」
「THE W観たけど、拍手や笑い声足しすぎだし、審査員は忖度しすぎで、ネタも全体的にレベルが低くて、シンプルにつまらない
M1の準々決勝の方が全然面白いわ」
「大体、厳しいこと言えば炎上するようなつまらない世の中にしたのは視聴者でしょ?」
「みている自分が女が笑いを取ることに対してどういう偏見を持つかを見せつけられるという意味で、女芸人から審査されているという大会でもあるのがTHE Wの面白さだと思う。つまらないとか一言でかたしちゃう人は楽しめない。楽しめないのはなぜ?って理屈っぽくなる人は楽しいと思う。」
「the w、初めてまともに見てみようかと思ったらあまりに面白くなさすぎて見れなかった💦
一瞬の笑いもなく、でも次の組みは面白いかも?と期待して数組見たけどチャンネル変えた。何でこんな賞レース何回もやってるんだろう。。
審査員も負けた芸人への変なフォローばかりでつまらない。何より謎。。」
「「THE W」は何回目だったかな。第1回目の保育園や老人ホームでの出し物から少しはレベルが上がったけど、録画を半分見ただけでも疲れる。そして審査員。上沼恵美子の凄さが分かった気がする。あれだけ小粒揃いだとつまらないものをつまらないとも言えないらしい」
「THE W,クソつまらない」
といった「THE W」の対しての冷めたコメントが目につきました。
まとめると、拍手や笑い声を入れる編集の仕方の問題とかもありましたが、その多くは審査員のコメントを問題視している人が多数。
コメントが緩いとか、審査員が忖度しているとか、負けた芸人へのフォローばかりでつまらないし謎とか。そして、M1の審査と比べて、「上沼恵美子のすごさが分かった気がする」など、上沼恵美子さんを引き合いに出し、辛口批評があったほうがいいとかいう声もありました。
審査員の審査後のコメントが「緩い」とされる一方では、初めて審査にあたったドランクドラゴンの塚地さんが、番組冒頭で「なんか全ジャンルおるんでしょ。集まったらみんなむつかしそうむつかしそうと言ってましたが」と話していて、要はお笑いのジャンルが、漫才・コントと別れておらず、同じ土俵で審査されることがむつかしいと言っていました。
そして、今回の「天才ピアニスト」が第6代女王となったわけですが、これまでの優勝者全員が、コントで優勝していました。
「THE W」の歴代優勝者はコントか漫才か
実は、「THE W」は、「M-1」や「キング・オブ・コント」など他のお笑い賞レースと違い、審査基準は漫才、コント、ピンネタ、モノマネ、パフォーマンスなどジャンルを問わないということになっています。
なので、それぞれの審査の土台が違っているにもかかわらず、商社を決めないといけないという審査員泣かせのルールだというのです。
その結果、「THE W」の歴代優勝者を見てみると、
2017年 ゆりやんレトリィバァ
2018年 阿佐ヶ谷姉妹
2019年 3時のヒロイン
2020年 吉住
2021年 オダウエダ
2022年 天才ピアニスト
これらの女芸人たちが優勝を飾っています。そしてこれらの優勝者がタイトルを取ったネタが、
- 2017年優勝の「ゆりやんレトリィバァ」はドラえもんで、日常の愚痴を吐くコント。
- 18年優勝の「阿佐ヶ谷姉妹」は、おばさん2人が誘拐を題材にしたコント。
- 19年優勝の「3時のヒロイン」は、リズムに合わせてかなでが激しく踊るコント。
- 20年優勝の「吉住」は銀行強盗中の一幕をコントにしたもの。
- 21年優勝の「オダウエダ」も中年男のコント。
と、すべてコントでした。
「THE W 2022」では、漫才にチャレンジしたのが、「TEAM BANANA」と「爛々」「紅しょうが」の3組だけ。特に紅しょうがは、採取決戦を漫才でチャレンジしていました。
しかし2022年の優勝も「天才ピアニスト」のコント。やはりコントが有利ということのようです。
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