末海征河容疑者が、京都府井手町で約5年前に行方不明になった当時19歳の交際相手の女性を殺害したとして逮捕されました。
末海征河容疑者と交際相手の女性との関係をFacebookやtwitterで調査。双子の妹の悲痛なツイートをチェック。事件から5年以上たっての解決はなぜなのか見てゆきます。


末海征河容疑者の交際相手彼女
京都府井手町で2016年10月、交際していた当時19歳の女性を殺害したとして、末海征河(すえうみせいが)容疑者が殺人容疑で逮捕されました。
交際相手の女性が行方不明となったとされているのが、2016年10月22日。それから5年4か月が過ぎての逮捕です。
末海征河容疑者は、女性を殺害後、遺体を奈良市内の若草山に遺棄したと供述しています。遺棄するにあたっては、若草山まで車で運んだとみられていて、具体的には「ドライブウェイから山中に投げ捨てた」と述べています。
逮捕に至った経緯について警察は、交際相手だった末海容疑者が、行方不明になった事情を知っている疑いが浮上し、2月15日に末海征河容疑者を任意で聴取したところ、容疑を認めたとしています。
- 容疑者氏名:末海 征河(すえうみ せいが)
- 年齢:25歳
- 住所:京都府井手町井手
- 職業:会社員
末海征河容疑者と交際相手の彼女との関係を知るために、末海征河容疑者のFacebookやツイッターを調査しました。
「末海征河」というアカウントは、
twitterでは、この4つのアカウントがヒットしています。
そしてフェイスブックでは、
このアカウントがヒット。この中に交際相手の彼女とされる情報があるかと思い調査しましたが、特定できませんでした。
しかし、末海征河容疑者のことを調査する中で、行方不明となっている人を探すツイートを発見しました。
それがこちらです。
「まともな写真がなくてすみません
私の姉がずっと音信不通です
家に帰ってこない事などないんですが
携帯もずっと電源切れてます
木村 京花 京都在住 今年20歳の歳です
美容の専門学校に通ってます
誰でもいいんで、情報あれば教えて下さい
ご協力お願いします」
このツイートの内容から、行方不明のおねえさんを探す妹のツイートであることがわかります。そして、このツイートの日付を見ると、「2016年10月23日」。末海征河容疑者の交際相手の当時19歳の女性が行方不明となったのが2016年10月22日ですから、その翌日のツイートということになります。
そして、Facebookの調査を再度やり直したところ、
「SueumiSeiga」というアカウントを発見。
そして、そのアカウントの「友達」の中に
行方不明となっていて、捜索しているという女性の名前がありました。
さらに、確証を得るべく、この「木村京花」という名前でフェイスブックアカウントを検索してみると、
「Sueumi Seiga」のアカウントが出てきました。
この女性のアカウントから、末海征河容疑者の知り合いであり、行方不明となっているのはこの方だと分かりました。そして、末海征河容疑者の相手というのも、この女性で間違いありません。
末海征河容疑者の交際相手は双子だった
末海容疑者の交際相手の彼女というのが判るきっかけとなった妹さんのツイッターには、その他にも行方不明の情報や、末海征河容疑者との関係がわかるような記述が残っていました。
まずは、ツイートしている妹さんとお姉さんの関係について、
「双子なんで…わら
おねーです」
末海征河容疑者の交際相手の女性は、双子だったのです。
そういわれると、末海征河容疑者のこのツイートに納得できます。
「第一印象:(モザイク)と区別つかんかった」
とあります。このモザイク部分には、交際相手の妹さんの名前が入ります。つまり、末海容疑者は、交際相手のおねえさんと妹の区別がつかなかったということ。それは、交際相手が双子だったからだったのです。
末海征河容疑者と当時19歳の交際相手の関係
末海征河容疑者と当時19歳だった交際相手とはどんな関係だったのでしょう。その点についてもtwitterやフェイスブックを使って調べてみました。
まず、末海征河容疑者の交際相手が行方不明になって、2週間たった際の妹さんのツイッターには、
「姉が行方不明になって2週間
たった2週間。されど2週間。
事件性がないからと行って警察は動いてくれません。
防犯カメラさえ、そこに居た証拠もないから見れないと。
子供ができたって幸せそうにしてたのに。
何のための警察なんですかね。
逆の立場で考えて欲しい」
このツイートの中で気になるのが、「子供ができたって幸せそうにしてたのに。」というフレーズです。ということになると、19歳の交際相手は妊娠していたと。そしてそれを喜んでいたということになります。
「またきょうかみつからんのかー」
「待って きようか大丈夫?
せいがは?」
「お姉さんどうですか?」
「京ちゃん学校も行ってないの??
あ、申し遅れました
前同じクラスやったものです。
まぁ聞いてみるわ!」
というふうに、知人・友人からも心配の声。その中のツイートに「待って きょうか大丈夫?せいがは?」と末海征河容疑者のことを指摘したツイートもありました。
そして「子供が出来た」っていうことに関しては、
「一応みてはいるんですが、おろしてる形跡がなくて…
ありがとうございます」
とツイート。子供をおろした可能性も考えて探していたみたいです。
そして、行方不明になる前日には、
「何か元彼と喧嘩して上狛のファミマらへんで降ろされて携帯も元彼の車やって歩いて帰ってきました、わら」
知人のツイッターで、このようにツイートされていました。妊娠に関してなのか、交際についてのトラブルなのかはわかりませんが、末海征河容疑者と交際する彼女の間で、何らかのトラブルになっていたのは違いないようです。
末海征河容疑者逮捕までの5年4か月はなぜ
末海征河容疑者が逮捕され、事件は解決に向かっていますが、末海容疑者は、事件を隠すため偽装工作をしていました。
当時、アルバイトしていたガソリンスタンドを、「彼女と連絡が取れない」「捜している」などと知人に話しており、それを理由に仕事を休んでいました。
さらに、末海征河容疑者のFacebookには、行方不明になった後の日付で、当時19歳だった交際相手の彼女との写真をプロフィール写真としてアップしていました。
これが、当時のフェイスブックのプロフ画像です。日付は2016年12月24日。交際相手が行方不明後、2か月が経過してのプロフィール画像更新です。
これらの偽装工作にまんまと引っかかったのか、逮捕に至るまで警察は5年4か月もかかってしまっています。このことにネットは反応。
「6年もなぜかかる」
「警察無能すぎん?
時間かかりすぎ。コイツ一番あやしいんだし。」
「交際相手だったのに6年間も逮捕できなかったのかよ」
「6年間
人殺しがそこら辺
うろうろしてたのか
怖すぎ」
「行方不明程度なら、交際相手から事情は聴かないのか?
それとも当時は警察がまんまと騙されたってことか?
どっちにしろ警察の怠慢じゃね?」
「行方不明なんて本腰入れて捜査しないんだろう
ましてや若ければ尚更」
と、とにかく警察が5年4か月も逮捕にかかったことに対して、厳しい意見が大方を締めています。
そして、今回逮捕となったことに関して、
「殺人事件としては捜査してなかったんだろ年度末が近いから未解決の行方不明事案を洗い直してるところに良心の呵責に耐えきれなくなった犯人が自白をした感じかな」
「最初からわかってはいたんだろうが証拠が無かったんじゃないのかね」
といったように、なぜ、今、逮捕なのか?、そうして5年4か月もの時間がかかったのかについて憶測する人が続出していました。
しかし、前述の末海征河容疑者の交際相手の妹さんのツイートに「事件性がないからといって警察は動いてくれません。防犯カメラさえ、そこに居た証拠もないから見れないと。」とあった様に、当初、事件として取り合っていなかったようです。
初動の遅れが、5年4か月もの時間を要した原因なのではないかと思われます。
被害者の双子の妹のやるせないtwitter投稿
末海征河容疑者によって殺害された当時19歳だった被害者の双子の妹のツイッターには、被害者の妹だからこその気持ち。まして、自身の姉を殺害したのが、自分も知っている男友達で、姉の交際相手だった衝撃が綴られています。
「本当に泣きたいのどっちか考えて欲しいね
おばあちゃんの事故の時もそう
加害者の方が泣くの
一体何に対する涙なんだろう
泣いたら許されるのかな
泣いてる姿晒したら帰ってくるんかな
泣かせてる方が悪いんかな
もう涙って視界も思考もぐっちゃぐちゃになるんよね」
こちらは、末海征河容疑者が逮捕された後のはじめてのツイート。いろんな気持ちが入り混じっているのがよくわかります。
行方不明時の姉に対する気持ち。警察に対する怒り。そして、姉が亡くなったことが分かっての双子の妹としての複雑な思いがツイートされています。
「今までずっと一緒やった
喧嘩も多くて、相談事も愚痴もなんやかんや話し合えて、ムカつくけど当たり前な存在やったから
毎年誕生日もケーキ2個あって
なんて考え出したら誕生日なんて来なければいいのに
美緒だけの誕生日なんてちっとも嬉しくない
って最近考えてほろり」
「何で伝わらへんの」
「ね、まだどこかで生きてるって思ってるもん
実感何も無いもんポッカリしてるもん!」
「京花おバカさんやから、びっくりした〜?って帰ってきそうやもん笑
多分、美緒が死んでないから京花も生きてるんよ双子やし👯、、、ね」
しかし、一番やるせない気持ちになるのは、このツイートかもしれません。
「京花の言葉
生きていきたい心が痛いです」
こうツイートした被害者の妹さんは、おそらくお姉さんが生前書かれた言葉を画像投稿されています。そしてそこには、
「どんな道を
歩もうとも
自分らしい花を
咲かせて
生きていきたい」
現状では、当時19歳だった末海征河容疑者の交際相手の遺体は見つかってはいません。調査は継続し、状況がわかり次第追記していきます。
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