映画監督の園子温(そのしおん)監督にセクハラ疑惑です。映画界では、最近の榊英雄監督と俳優の木下ほうか氏に次いでの園子温監督の醜聞です。
園子温監督のセクハラ疑惑を調査。「愛のむきだし」の満島ひかりさんへのセクハラをチェック。告発の元になった松崎悠希って誰なのかを見ていきます。
園子温映画監督のセクハラ疑惑
海外の映画祭で多くの賞を獲得していて、日本の映画界では有名な映画監督である園子温監督によるセクハラが話題となり、日本の映画界に激震が走っています。
つい先日には、映画監督の榊英雄監督、俳優の木下ほうか氏による“性暴力”が、「週刊文春」などの報道により明るみに出たばかりでした。
榊英雄監督は、複数の女優が榊監督から性行為を強要されたと告発され、公開寸前の映画『蜜月』と『ハザードランプ』が公開が中止に。木下ほうか氏は、複数の若手女優に性行為を強要したとしてNHKの山下智久さんの主演ドラマを降板しています。
そして、今回の園子温監督の場合も、仕事が欲しいまだ売れていない女優に対し仕事を餌に性行為を働きかけるというセクハラ行為が報告されています。
この話題を取り上げたのが、「週刊女性」という週刊誌でした。もしこれが事実なら、日本の映画界ってどんな場所なんだって誰もが思う内容です。その告発の内容というのが、
- 園子温監督が、出演予定の女優を事務所に呼び「性行為」を強要。断られると、前作に出演の別の女優を呼び出し目の前で性行為。断った女優が固まっていると、助監督が連れ出してくれ「助かった」と思っていたら、助監督にラブホに連れ込まれそうになった。
- ほかの女優は、園子温監督から「都内のシティホテルに来ないかと誘われ」“俺は仕事あげるよ”とずっと言っていたので、受け入れたそうです。「嫌がることをされたとかはありませんが、“彼氏がいるなら、彼氏に電話しながらシタい”と言われました」と。
- また別の女優の話で、マネージャーと一緒にアトリエに呼ばれて3人でビールを飲んでいたら、いきなり園さんが脱ぎ始めて「ふたりでして」と要求。
- また別の女優は、「肩に腕を回して、突然キスされて……。私は驚いて“本当にやめてください。さっき、奥さんに感謝してるって言ってたじゃないですか”と。すると、今度は違う話をし始めて、抱きついてきたんです」
そして、実際に証拠とされるLINEの画像がこちら。
あまりに「キモい」内容なので文字おこしはしませんが、本当に「キモい」としか言いようのないLINEです。
先の、榊英雄監督や木下ほうか氏の件も含め、園子温監督の行動を見ると、日本の映画界を色メガネでしか見ることが出来なくなりそうです。
満島ひかりは園子温監督のセクハラを逃れた説
そんな、園子温監督と縁がある女優で思い出されるのが、女優の満島ひかりさんです。満島ひかりさんは沖縄アクターズスクールの出身で「Folder」というユニットの中で「HIKARI」という名前で、歌手として芸能界デビュー。その後、司会、グラビア、タレントなどをした時期もありました。
そうした時期を過ごした後、女優となっています。そして、満島ひかりさんが女優として脚光を浴びたのが、園子温監督の「愛のむき出し」。当時まだ無名の満島ひかりさんでしたが、この「愛のむき出し」(R15指定)という映画で、キネマ旬報賞の助演女優賞を獲得しています。
満島さんにとっては転機となった園子温監督作品。園子温監督も「もはや狂気とも呼べる領域に達した満島の芝居に全てが圧倒された」とコメントし、満島ひかりさんを後押ししていました。
「女はみんな、仕事が欲しいから俺に寄ってくる」「主演女優にはだいたい手を出した」などと豪語する園子温監督ですから、これは満島さんも?って思うところですが、どうやら、「満島ひかりはセーフ」という説があるようです。
満島ひかりさんは「愛のむき出し」で女優として起用されましたが、ある映画プロデューサーは、「園さんは満島さんにほれたんです。でも結局、大失恋してしまった」と、満島ひかりさんにフラれたことを証言しています。
そして、その後、満島ひかりさんは映画監督の石井裕也さんと2010年に結婚しています。その後離婚してはいますが、満島ひかりさんの「セーフ説」は本当のようですね。
映画監督・園子温監督作品の主演女優とは
ということになると、園子温監督がどんな映画を作っていてどんな女優が出演したのかが、一般人には気になるところです。
実際、園子温監督の作品と出演した女優は調べればわかることなので、書き出してみます。
たとえば、
- 愛のむきだし 2009年 満島ひかり
- 冷たい熱帯魚 2011年 神楽坂恵他
- ヒミズ 2012年 二階堂ふみ
- みんなエスパーだよ 2015年 池田エライザ、夏帆、真野恵里菜、神楽坂恵、清水あいり、今野杏南、篠崎愛
- 新宿スワン 2015年 沢尻エリカ、真野恵里菜
- リアル鬼ごっこ 2015年 トリンドル玲奈、篠田麻里子、高橋メアリージュン、真野恵里菜、磯山さやか
- 新宿スワンII 2017年 広瀬アリス、高橋メアリージュン
など。
しかし、決してこの映画のキャストの方々が、園子温監督にセクハラを受けた方だという特定がされているわけではありません。ただ、あくまで、園子温監督作品に出演したというのは間違いがないということです。
園子温監督を告発した松崎悠希って誰
今回、園子温監督のセクハラ疑惑を、週刊誌として記事にしたのは「週刊女性」でしたが、その「週刊女性」に園子温監督のセクハラを告発した人がいました。
「俺の知り合いは園子音とその取り巻きの「ワークショップ」に通い始めて「事務所(マネージャー)を信用するな」と教えられ、そして「一人」になったところで身体を要求された。
👆これを読んで「まさに自分の事だ」と思った?それくらいこれがコイツの「常套手段」だったわけだ。被害者は何十人もいる」
さらに、園子温監督のワークショップについてこんなツイートも。
『#アクターズヴィジョン による「10万円支払ったら #園子音 の次回作に出演できますワークショップ」の詳細』
といった風に、園子温監督のワークショップや、映画監督というその立場を利用した女優へのセクハラなどを告発していました。
この告発を見た「週刊女性」が、
「もしよろしければ、chiemon212@gmail.comにご連絡いただけませんでしょうか?
宜しくお願い致します。
週刊女性 ○○」
このように情報提供を依頼。この結果が、「週刊女性」の園子温監督セクハラ疑惑の記事に繋がったと考えられます。
では、このtwitterのアカウント所有者「Yuki Matsuzaki 松崎悠希」とは何者なのでしょう。
実は、松崎悠希さんは「俳優」。このことは、松崎さんんのtwitterに記載されています。
松崎悠希さんは、Actor。主にアメリカ・ロサンゼルスと日本で活動する俳優、声優です。日本で知られる主な作品では、「 硫黄島からの手紙」「ピンクパンサー2」「パイレーツ4」などに出演しています。
ではなぜ、男性でもある松崎さんが園子温監督を告発したのかについては、最初のツイッターにあった様に、松崎さんの知人が、園子温監督のワークショップに通いセクハラにあったからだったわけです。
園子温監督の奥さんも女優だった
- 名前:園 子温(その しおん)
- 生年月日:1961年12月18日(60歳)
- 出身地:愛知県豊川市
愛知大学教授である父を持ち、厳格な家庭に育つ。その反動で17歳で上京。その後詩人としてデビュー。漫画家志望でもあり、法政大学入学後、20歳の時に『ガロ』に漫画の持ち込みを行うも長井勝一からボツをくらい、リベンジのため年間何百本と映画を鑑賞。
その結果、1986年、8mm映画『俺は園子温だ!』を作成し、ぴあフィルムフェスティバルで入選。そこからのし上がって映画監督に。
プライベートでは、2011年10月23日、監督した映画『冷たい熱帯魚』『恋の罪』に出演した神楽坂恵と婚約し結婚しています。
ということで、園子温監督の嫁も女優だったわけです。
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