ドコモが実施した『進撃の巨人』とコラボした「進撃のコラボ」キャンペーンのリヴァイ兵長のフィギアが炎上。
リヴァイ兵長が問題なのではなく、問題なのはリヴァイ兵長フィギアのクオリティ。『進撃の巨人』での画像や、ほかのフィギアと比較し検証していきます。
ドコモコラボのリヴァイ兵長フィギア
ドコモが『進撃の巨人』とコラボした「進撃のコラボ」キャンペーンのリヴァイ兵長のフィギアが炎上し話題となっています。
『進撃の巨人』とは「別冊少年ジャンプ」にて2009年10月号から2021年5月号まで連載された、圧倒的な力を持つ巨人と、それに抗う人間達との戦いを描いたダーク・ファンタジー漫画。
2013年からはアニメ化され、シリーズ4作品まで続いています。作者は、諫山創氏。
アニメ化されて以降は特に知れ渡り、いろんな商品やイベントとコラボが生まれています。また、アトラクションとしても富士急ハイランドやUSJともコラボし、『進撃の巨人』の知名度がさらにアップしていました。
そして、今回のドコモとのコラボは『進撃の巨人』の連載が終了する間際のコラボで、ファンの間では話題性もあるものでした。
どんなコラボキャンペーンなのかを見ていくと、
「■キャンペーン名称
誰でも絶対もらえる!豪華景品が襲来!新劇のコラボキャンペーン
■キャンペーン期間
2021年2月15日(月)~2021年3月21日(日)
■キャンペーン内容
キャンペーンの応募期間中に「進撃のコラボキャンペーン」twitterアカウント(@docomo_shingeki)をフォローの上、キャンペーンサイトからエントリーされると応募完了となります。キャンペーン期間中に各条件を満たしたお客様に特典を進呈いたします。」
というものでした。
そして、その特典というのが、
「<特典① 必ずもらえる限定待ち受け画像>
条件:キャンペーン期間中に、キャンペーンサイトからエントリーした方にもれなく得点を進呈いたします。※特典①のダウンロード可能期間:2021年2月15日(月)~2021年3月31日(水)
<得点② RT数に応じて必ずもらえるキャラクターボイス+巨人バーチャル背景>条件:「進撃のコラボキャンペーン」twitterアカウント(@docomo_shingeki)をフォローして、固定ツイートをRTすると、総RT数に応じて本キャンペーンの応募者に得点を進呈いたします。※特典①のダウンロード可能期間:2021年2月15日(月)~2021年3月31日(水)」
これらのことで、アルミン・ミカサ・ライナー・エレン・リヴァイのヴォイスメッセージをゲットできました。
そして、
「<得点③ 抽選でもらえる限定フィギア購入権>
当社と回線契約されている方の中から各デザイン500名様に限定フィギアの購入権を進呈いたします。
限定フィギア購入権 ミカサ 既存契約の方250名様 新規契約または他社から乗り換えた方※250名様 リヴァイ 既存契約の方250名様 新規契約または他社から乗り換えた方※250名様 ※≪新規または乗り換え契約の対象期間≫2021年2月5日(金)~2021年3月31日(水)」
と限定フィギアの購入権を提供していました。このほかには、エレン・リヴァイ・ライナーの声優サイン入りポスターが各50名進呈というのもありました。
しかし、何と言ってもファンとしては期待してしまうのが「フィギア購入権」です。今回フィギアのキャラクターは、主人公のエレンではなく、ヒロインのミカサとリヴァイ兵長。
ミカサとリヴァイ兵長は圧倒的に強いキャラクターなので人気もあり、応募した人も多くいたようです。そして当選した人は長らく待たされ、届いたフィギアがこちらでした。
この角度から見ると、躍動感のあるリヴァイ兵長って感じのフィギアに見えます。しかし、そもそも、最初に見せられていたフィギアの原型というのがこちらでした。
「うん、カッコいいリヴァイ兵長」と見惚れる原型。同じ形ではあるものの着色したものとは、少しイメージも違ってきています。
ドコモコラボのリヴァイ兵長フィギアを画像と比較
しかし、圧倒的に違っていたのはリヴァイ兵長の顔でした。送られてきたフィギアの顔の画像というのがこちら。
「だれ?これ」「これ、リヴァイ兵長なの?」「新しいキャラかと思った」というほど、ニヒルでカッコいいはずのリヴァイ兵長に見えません。
ちなみにアニメで見るリヴァイ兵長の顔というのがこちら。
並べてみると、まるで別人のようだというのがよくわかります。
ツイッター上では、
「ギャグマンガ日和にしか見えないwww」
「日和やんww」
「マクドナルドのサスケに並ぶ猛者がやっと現れたw ギャグマンガ日和じゃんwww」
という声が。
これを比較してみると、
ギャグマンガ日和に似てるという声が多いのが、何となくわかります。
リヴァイ兵長フィギアの13000円のクオリティを検証
ドコモのコラボキャンペーンでくれたのは、購入権。つまり権利だけです。当然購入にはお金がかかっています。このリヴァイ兵長の不ギアが一体いくらだったのかというと、
「購入権が当選した進撃の巨人×docomoコラボのリヴァイ兵長フィギュアが届きました ん〜正直1万5千でこのクオリティなのかなって思ってしまった。でも破損した状態で届いた方もいらっしゃるようなので、マシな方なのかな?よく見ると台座に小さなキズやエフェクトに黒い汚れ、お顔も…これは許容範囲?」
「1枚目 ARTFX J のリヴァイのフィギュア税込13200円 2枚目 docomoのリヴァイのフィギュア税込13000円 200円の差がすごく大きい訳ではない」
「これで12000円は、正直詐欺って言って構わないと思う」
結構、購入者の人のツイートでは値段が違ってるのですが、二番目の方の値段が税込み表示されてるので、この方の値段を信用して13000円と考えました。
これが13000のクオリティなのか?を考えるにあたり、いい対象フィギアがあったのでここでご紹介。
これもリヴァイ兵長のフィギア。
実はこのフィギアは、
リヴァイ兵長取ってきました‼️
知人が途中から動画撮ってくれたのですが、これが2手目(200円目)です💸
回しきれず接地した〜💦と思ったら右アームが箱の角にかかって取れました🤣#クレーンゲーム #ゴトン病 #クレゲ #進撃の巨人 #フィギュア pic.twitter.com/Lc8GbedWlN
— 🔥ゆー🔥 (@_enbashira_) October 7, 2021
クレーンゲームのリヴァイ兵長のフィギアなんです。なので、数百円からゲットできるかもしれないリヴァイ兵長フィギアなんです。
全然、クオリティ的に13000円のフィギアに劣ってるとは思えません。
そして、ドコモの購入権贈呈では、リヴァイ兵長の他、ヒロインのミカサもありました。ミカサはどうだったのかを見てみると、
ミカサのフィギアはこんな感じで上手く出来上がっていました。
このミカサのフィギアを手にした人も、
「前に何気なく応募したら購入権利が当たったから「とりあえず買おう」と思って買ったフィギュアが届いた!
リヴァイは欠陥があったり顔が似てないみたいだけど、ミカサは個人的にイメージ通りで気に入った!」
なかなか満足しているようで、ミカサの方は良かったのかと。
問題は、やはりリヴァイ兵長フィギアの方で、
「まだ全然認知されてないけど署名立ち上がってるよ。騒いだほうがいいと思うよ。他社だって気を付けるようになるし、今後のコラボの品質維持に繋がるから
docomoの進撃の巨人抽選販売のリヴァイ兵士長のフィギュア全面作り直しを!!」
といった声も上がっていて、作り直しが要求されるかもしれません。
ドコモの過去の炎上も調査
ドコモの炎上といえば今年の入って記憶にあるだけでも2件あります。
まず一つは、「アハモフック」と呼ばれるもの。
NTTドコモは3月26日、格安の新プラン「ahamo(アハモ)」の提供を開始するにあたって、携帯販売代理店に対し、アハモを前面に押し出して客を勧誘するよう指示していました。
そのうえで、高額な大容量プラン「ギガホ」などに誘導する手法をとろうとするもので景品表示法違反(おとり広告や優良誤認、有利誤認)のおそれがあるというものでした。
そしてもうひとつは、「クソ野郎」事件です。
どういうことかというと、2021年1月、機種変更のため訪れた、千葉県市川市のドコモショップの窓口で、親名義で携帯料金を支払っていお客を「親のスネかじり」と決めつけて罵倒し、有料オプションを勧める内容が書かれた書面を謝って本人に渡してしまったもの。
その書面には「クソ野郎」と書かれていたそうです。これは、ドコモの顧客軽視。こういった文化が根付いてるのではないか?と、専門家は指摘していました。
こうしたドコモの印象を悪くする様な炎上事件があった事は事実。事柄は違いますが、「進撃のコラボ」のリヴァイ兵長の顔を修正し取り換えしたなら、ドコモの株も上がるのではないでしょうか。
【追記】進撃のコラボキャンペーン全額返金へ
docomoと「進撃の巨人」のコラボキャンペーンで販売された「The Final Season リヴァイ/ミカサ 戦闘シーンフィギュア」の品質面に不備があったとして希望者への全額返金を明らかにしています。
購入者の元へ商品が届き始めると、フィギュアの一部が破損していたり、金額に対してクオリティーが低すぎるといった声が相次いだ結果、事務局は「新型コロナウイルス影響により商品の製造遅延が発生してしまった中でも、楽しみに商品をお待ちいただいていた皆さまを落胆させてしまったこと、深くお詫び申し上げます」とtwitter謝罪以外にも改めて謝罪。
そして全額返金で対応することを明らかにしました。
この早い対応、、しかも全額返金というのは、きっと購入者に受け入れられるものでしょう。しかし、リヴァイ兵長フィギアについては、もっと精巧なものにして、再チャレンジ頂きたいものです。
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