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四方洋行(しかたひろゆき)さんの不動産会社「facebookに自慢の息子とサーフィン」悲しみに暮れる妻・茅ヶ崎殺人事件

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茅ヶ崎市の四方洋行さんが、大阪府出身の高井靖弘容疑者に刺殺された事件で、四方洋行さんの経営する不動産の会社と繋がりがありました。

四方洋行さんの不動産の会社調査し、どんな物件を扱っていたのかチェック。facebookから息子との関係を調べ、妻のコメントをチェックしていきます。

四方洋行(しかたひろゆき)さんの不動産会社

12月20日、神奈川県茅ヶ崎市に住む会社員の四方洋行さんが、自宅を訪れた何者かに刃物で切り付けられ亡くなるという痛ましい事件がありました。

この事件を起こして逃走していた犯人が、逃走先の千葉県茂原市の警察に「茅ケ崎の事件は私がやりました」と出頭して逮捕されました。四方洋行さんを襲った犯人は、大阪府出身の高井靖弘容疑者(50)でした。

当初、四方洋行さんの妻も犯人の高井靖弘容疑者のことを面識のない男といい、犯人と四方洋行さんとの関係がないように思われましたが、実際は、会社員の四方洋行さんが自宅を会社登録して営んでいた不動産業の繋がりがあることが分かりました。

犯人の高井靖弘容疑者は、四方洋行さんが所有する大阪市内のマンションに住んでいたことが分かりました。高井靖弘容疑者は四方洋行さん所有のマンションの家賃を滞納して裁判で立ち退きを命じられていました。マンションの退去を巡り高井容疑者は四方さんに不満を募らせていたようです。

 

  • 名前:四方洋行(しかたひろゆき)さん
  • 年齢:55歳
  • 住所:神奈川県茅ケ崎市
  • 職業:会社員(副業:不動産管理業)

四方さん自身は、外資系IT企業に勤める会社員で、勤務する会社は都内のレンタルオフィスにありました。四方洋行さんは、外資系企業を渡り歩いた優秀な営業マンだといわれ、周囲から「堅実に仕事をする」人だと、評されていました。

しかし今回の事件が起こったのは、この正業とは関係がなく、四方洋行さん自身の自宅を会社として登録した不動産管理の仕事でのトラブルでした。

四方洋行さんにとっては、不動産管理の仕事は副業で、いわゆる「サラリーマン大家さん」と言われるもののようです。

所有物件で確認できたものでは、

  • 東京都品川区内のマンションの一室
  • 札幌市東区内の鉄筋3階建て共同住宅
  • 京都市左京区内の鉄骨5階建てマンション
  • 大阪市城東区内の鉄骨4階建てマンション

などを所有し、家賃収入を受け取っていたと見られます。

今回の事件は、この中の大阪のマンションの住人の高井靖弘容疑者とのトラブルであったようです。

四方洋行さんのマンション投資は、「最初、資本金10万円程度の小さな金額ではじめていた」というものから始まったようです。

しかし、だんだんと事業が大きくなり「品川区内の中古マンションの一部屋を2千万円ほど借りて購入」その後、地方銀行で多額の金を何度も借り、次々と投資して、数億円ものお金が動いていたといわれています。

自宅を会社登録していることは判明していますが、会社名などは分かっていないため、四方洋行さんのフェイスブックに情報を求めて調査してみました。

四方洋行さんfacebookに息子の東大合格情報

四方洋行さんのフェイスブックアカウントを探すために、フェイスブックの検索窓に漢字で「四方洋行」と入力して検索。

すると、

このように、ヒットしたアカウントはこのアカウントだけ。しかも、プロフィール画像のサムネイルが報道されていた画像と同じもの。

ということで、このアカウントが四方洋行さんのアカウントであると特定できました。

そしてそのアカウントを開いてみると、自己紹介欄に

「Cato Networks Regional Sales Director
以前の職業: ImpervaのSenior Account Executive
京都府立綾部高等学校に在学していました
神奈川県 茅ヶ崎市在住
京都府 綾部市出身」

このような記載がされていました。京都府綾部市の出身で、現在茅ヶ崎市に在住。高校は京都の綾部高校に在籍していたようで、現在の勤務先は「Cato Networks」。以前の勤務先は「Imperva」で、先ほどあった「外資系企業を渡り歩いた」というのとも合致します。

四方洋行さんのフェイスブックにあったこの勤務先について、「Imperva」はアメリカのセキュリティソフトウェア企業。「Cato Networks」はイスラエルのネットワークセキュリティ企業でした。

facebookのライフイベント欄にも、

このように記載されていました。

しかし、facebookを調査した目的の副業に関しては、一切の記載がありませんでした。なので、副業の会社名などの新しい情報が分かり次第、追記にて対応いたします。

ちなみに、四方洋行さんのフェイスブックには、息子に関する情報がありました。facebookのヘッダー画像にあるのは、8年前の写真だと書かれており、おそらく四方洋行さんと息子さんが、趣味のサーフィンを楽しむ様子だと思われます。

そして、月日がたち、2021年3月の投稿では、

「やったね 息子くん」

と、父親として息子さんの東大合格を祝福していました。

これらを見ても、優しいお父さんであったろう事が想像つきます。

四方洋行さんの妻は悲しみに暮れ

12月20日の午後1時過ぎ、何の予告もなく高井靖弘容疑者の蛮行により命を落としてしまった四方洋行さん。

サーフィンが趣味で茅ヶ崎に住み、外資系のIT企業で優秀な営業マンとして働き、妻や息子に囲まれて生活しながら副業もして、不自由なく暮らしていた四方洋行さんの家族に、いきなりの悲劇が起こりました。

高井靖弘容疑者の「逆恨み」で、夫を亡くしてしまった四方洋行さんの妻が、弁護士を通じてコメントを発表しています。

「突然のことで、悲しみに暮れていますし、混乱しています。どうか、そっとしておいてください」と。

当然のことですが、20日の昼まで、元気だった夫をいきなり亡くすとか、奥様も傷心のことでしょう。四方洋行さんのご冥福をお祈りいたします。

四方洋行さんと高井康弘容疑者との関係【追記】

四方洋行さんと高井康弘容疑者との関係が明らかになっています。

高井康弘容疑者は、四方さんが所有する大阪市のマンションに居住していたということです。

しかし、四方洋行さんと高井靖弘容疑者は家賃の滞納をめぐって裁判になっておりその裁判記録では、

「高井容疑者は2017年から家賃を滞納し、四方さんが今年1月に提訴。四方さん側は退去を9月まで猶予することを含む和解案を提示したが、容疑者は拒否し、家賃を請求すべき対象が違うなどと独自の主張をした」となっていました。

大阪簡裁は10月「主張は失当だ」として、退去を命令していました。

四方洋行さんが所有する大阪市城東区のマンションの近隣住民は、高井靖弘容疑者は、事件数日前、慌てた様子で部屋から荷物を持ち出す様子が目撃された後、姿が見えなくなったと話しています。

ある住民は「近所の人とよくトラブルを起こし、一度腹を立てると収まらない雰囲気があった」と高井康弘容疑者のことを表現していました。

四方洋行さんが玄関のドアを開けた理由

12月20日の午後1時ころ、訪ねてきた男が鳴らしたチャイムに反応して、玄関を開けてしまった四方洋行さん。四方さんが、なぜ玄関を開けたのかが分かってきました。

逮捕された高井靖弘容疑者が工事業者を装い、四方さんを呼び出していたことが分かりました。

高井靖弘容疑者は、用意周到に下見をしていて、その際近くで水道工事をしているのを目撃。その水道工事の業者を装い、インターホンで工事の説明があるという趣旨の話をしたうえで四方さんを呼び出していたことが分かりました。

この点を見ても、かなり執拗で計画的な犯行で、どうしようもない逆恨みであったことが分かります。

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