水谷陽子容疑者が、元同僚の相澤勇樹さんを、台東区北上野の自宅マンションで殺害した事件で、水谷陽子容疑者が相澤さんに送った手紙が一部公開されています。
45歳の水谷陽子容疑者が会澤さんを刺した動機にも繋がる異常すぎる手紙の中身を検証していきます。

水谷陽子容疑者の手紙
東京・下谷警察署、6日午後6時前。カメラに気づくと顔を背け、そのまま車に乗り込む女。殺人未遂の疑いで逮捕された水谷陽子容疑者(45)です。
水谷容疑者は、東京・台東区の自宅マンションで会社員の相沢勇樹さん(37)をナイフで刺し、殺害しようとした疑いがもたれています。
2人にいったい何があったのでしょうか。
事件が判明したのは6日未明のこと。きっかけは相沢さんとみられる男性からの110番通報でした。
相沢さんとみられる男性「昔の職場の知り合いに殴られ刺された。血が止まらない」警視庁によりますと、6日午前3時ごろ、警察が現場のマンションへ駆けつけると、出入り口には顎に血がついた水谷容疑者の姿が。話を聞くと…
水谷容疑者(45)「急所を何度も刺した。もう死んでいるかもしれない」「早く見に行って。(私は)仕事がある」
別の捜査員が現場となった部屋へ向かうと、そこにはベッドの上に血だらけで倒れている相沢さんが…
その後、搬送先の病院で死亡が確認されました。水谷容疑者(45)「とどめを刺すつもりで心臓を刺した」
相沢さんは胸や首など、複数箇所をナイフで刺されていたということです。
元同僚だったとみられる2人。水谷容疑者は、「男女関係があった。ささいな事でケンカになった」などと話し、殺意は否認しているということで、警視庁は動機などを調べています。
出典:https://www.news24.jp/articles/2021/06/07/07885521.htm
- 容疑者 名前:水谷陽子(みずたにようこ)
- 年齢:45歳
- 職業:不詳
- 住所:東京・台東区北上野
東京台東区北上野の自宅マンションの一室で、元同僚の相澤祐樹(37)さんの心臓など数か所を果物ナイフで刺した殺人事件で、顎に血の付いた状態でマンションエントランスで警察官に逮捕された水谷容疑者。
元会社の同僚ということですが、水谷陽子容疑者が警察で話したところでは、相澤さんと水谷容疑者は「交際関係」にあったと言っているようです。
そして水谷陽子容疑者は、異常な行動をしていました。遺族の証言では、2020年1月2日に相澤さんの自宅を訪れ、留守にしていた相澤さんの帰宅時間を遺族に尋ねたりしていました。全くのノーアポ訪問です。
正月の真っただ中、水谷容疑者がいくら交際していたと思っていたとしても、正月の2日にノーアポで訪問とか、相手の迷惑とかが考えられない異常行動と言えるでしょう。
さらに、水谷陽子容疑者が相澤さんに宛てた手紙を、相澤さんの車のフロントガラスに張り付けていました。
水谷陽子容疑者が相澤さんに宛てた手紙がこちら。
用紙いっぱいに、ぎっしりと書かれた文字。こんな手紙が、車のフロントガラスに置かれていたら”ゾッ”としてしまいます。そして、水谷陽子容疑者が書いた手紙の枚数も異常ですね。
45歳ストーカー女の異常な文面
水谷陽子容疑者が、「交際関係」にあったと供述している相澤勇樹さんにあてた手紙の一部が公開されています。
その手紙の画像がこちら。
この手紙も、用紙いっぱいにぎっしりと文字が詰まっています。
手紙をもう少し拡大した画像がこちら。
「私どうすればいいかわかんなかった。」
「とてもつらいけどがんばったよ。」
と言った言葉が印象的です。しかし、この言葉以外にも文面があり、つなげてみると、
「あんまりだよ。私どうすればいいかわかんなかった。」「LINEもTELもしないで待ったり だだこねたりしてないよ。すごく悲しくてとてもつらいけど、がんばったよ。」
と書かれています。この文面を専門家などが見ると、相手の男性は年下であるのにもかかわらず、「かなり甘えた文章」だと読みとっています。
つまり、水谷陽子容疑者は、年下の相澤さんに甘えたかった。しかし、付き合っているのに甘えられなかった。そんな感情を抱いていた。
しかし、「交際関係」にあったと言われた相澤さんは、「自分が刺される可能性がある」ということを家族に話していました。
「『あの女に下手すると刺し殺される。いつ襲われてもおかしくない』っていうようなことをオレに言ってきたんですよ」と、相澤さんの遺族の話。
遺族の認識では、水谷陽子容疑者は相澤さんの元同僚で、相澤さんに付きまとっていたという認識。つまり、相澤さんは、「交際相手ではなく知り合い」という認識なのに対し、水谷容疑者は「交際相手」だと認識していました。
ということは水谷陽子容疑者の行為は、相澤さんに対してのストーカー行為で、完全な思い込みだったということ。
水谷陽子容疑者の供述だけだと交際関係があったように思われましたが、相澤さんの遺族の話では、元同僚でただの知人だったということになります。
確かに、SNSの発達した現在で、LINEもしていた形跡もある中、「手紙」という方法でしか、伝達できない関係だったことを「付き合っていた」とは言い難い。
ただ、それでも分からない点が、まだいくつか残っています。それは、なぜ事件当日、相澤さんは水谷陽子容疑者のマンションを訪れていたのか?などです。
相澤さんが水谷容疑者に、ストーカー行為をやめるように言いに行ったということでしょうが、その詳細は捜査の結果を調査し、追記していきます。
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