山上徹也容疑者の安倍元首相襲撃事件

山上徹也容疑者が安倍元首相襲撃したきっかけ動画「日本向けには情報操作」旧統一教会

山上徹也容疑者の安倍元首相襲撃事件

安倍晋三元首相銃撃で逮捕の山上徹也容疑者が、母親が旧統一教会の活動にのめり込み破産したことを恨み、繋がりがあると思い込んだ安部元総理を狙っています。

山上徹也容疑者がきっかけになったと供述する動画を調査。日本向けニュース動画もチェック。事件のきっかけとなった動画を調査します。

山上徹也容疑者が安倍元首相襲撃したきっかけ動画

7月8日に安倍晋三元総理襲撃し逮捕された山上徹也容疑者が供述を始めています。

 

山上徹也容疑者の供述というのが、「母親が宗教団体にのめり込んで多額の寄付をし、強い恨みがあった。団体と安倍氏が、つながっていると思ったから狙った」というものでした。

父親が山上徹也容疑者が5歳の時に亡くなり、その後、生活の面倒を見てくれた祖父もなくなって母親は宗教に入信。食べるものに困るほど生活は貧しかったといいます。

山上徹也容疑者は、「母親が信者で多くのカネを寄付して破産した。必ず罰を与えなければならないと恨んでいた」と話しています。

山上徹也容疑者の生い立ちや学歴については、こちらの記事をご覧ください。

【関連記事】 山上徹也容疑者の生い立ちと家族「兄は自殺で母親は宗教」まじめで努力家の団長・安倍元首相殺害事件

しかし、この話だと、山上徹也容疑者が罰を与えなければならないのは、宗教団体ということになります。、しかし、実際に山上容疑者が狙ったのは、安倍晋三元首相です。

これに対して、山上徹也容疑者の供述は、

  • 「宗教団体のメンバーを狙おうとしたが、難しいと思い、安倍元総理を狙った」
  • 「自分の母親が統一教会の信者で、安倍晋三が統一教会と親しいと知って狙った」

と供述しています。

そして、ここで、山上徹也容疑者の母親が入信した宗教団体というのが旧統一教会で、現在では「世界平和統一家庭連合」と名前をかけている宗教団体であることがわかります。

ではどうして、旧統一教会と安倍元首相がつながっていると考えたのかについてみてみると、山上容疑者は、自作の銃や爆弾の製造、安倍元首相の参議院選挙の遊説予定などをインターネットで調べたと話しています。

統一教会系の政治団体「国際勝共連合」は、1968年に創設された保守系グループで、自民党の保守系議員とも密接な関係があると言われていて、ネット上では、安倍氏と勝共連合の関係が取り沙汰されていたといいます。

安倍元首相と統一教会の関係について山上徹也容疑者は、「ネット上の動画を見て安倍晋三と統一教会がつながっていると思い、殺さねばならないと考えた」と供述しています。

そして、山上徹也容疑者がネット上で見た動画というのがこれではないかと言われているようです。

2021年9月12日、旧統一協会系の天宙和連合(UPF)の集会に、アメリカのトランプ氏をはじめとする各国の指導者とともに、日本の安倍氏がオンラインで出席していたのです。

山上徹也容疑者は、この動画を見たり、ネット上での安部元首相と旧統一教会との繋がりの話をみていたのではないかと思われます。

日本向けニュースでは情報操作の可能性

そして、2021年に行われた旧統一協会系の天宙和連合(UPF)の集会のことを、日本向けのニュースとして動画をアップしています。

その動画を見てみると。

U−ONE NEWS2021年9月18日号 【世界平和統一家庭連合】

この動画の1分40秒前くらいから、「アメリカのドナルドトランプ前大統領をはじめ、7人の国家的指導者が演説をしました」とアナウンスしています。

そのアナウンスと同時に、動画の中では画像が流れています。

これらがその画像です。

「7人の国家的指導者」としながら、画像で出てきたのは6人。実際に先ほどの動画で出てきてコメントしていた日本の安倍元首相が抜けています。

 

この画像なり紹介画像が入るべきでしょう。

日本人向けの日本語のニュースとして流しながら、唯一の日本人の国家的指導者の画像を出さないというのは、意図しているとしか思えません。

これらは、日本人の協会員への情報操作だといわれても仕方ないでしょう。そして山上徹也容疑者はこの動画で安倍元首相が出ていないことや、先ほどの、フルバージョンの動画を見て、安倍元首相と旧統一教会との関係に確信を持ち、犯行に及んだのかもしれません。

銃の作成に関してもネット情報から作ったという山上容疑者。この事件は、ある意味ではネット社会の怖さなのかもしれません。

Your Magazine

コメント

タイトルとURLをコピーしました