大手AVプロダクション「プライムエージェンシー」の運営会社社長、小山要容疑者が逮捕。アダルトビデオ出演の仕事を女性に紹介した職業安定法違反の疑いです。
小山容疑者のFacebookを調査。小山要容疑者は複数のプロダクションを経営。スカウト女性をランキングしてAVに紹介していた噂をチェック。
小山要容疑者のFacebook
東京・歌舞伎町などで女性をスカウトし、アダルトビデオの制作会社に紹介したとして、大手AVプロダクション「プライムエージェンシー」の運営会社代表・小山要容疑者ら会社関係者5人が逮捕されています。
小山要容疑者らは、2020年から昨年にかけて、20代の女性2人を都内のアダルトビデオ制作会社に紹介し、AV女優として働かせた疑いが持たれています。20代の女性は、アダルトビデオ制作会社5社に紹介されていました。
小山要容疑者は、30人近くのプロダクションでの仕事歴があり、過去に同業者が逮捕されたことを知っており、違法性の認識は持っていて容疑も認めていると言います。他の逮捕者は、1人が容疑を認め、1人は黙秘、残る2人は「違法とは思わなかった」と容疑の一部を否認しています。
小山要容疑者は、「これまでに数万人の女性を紹介した。最初は金銭目的だったが、女性を有名にしたいと考えるようになった」と供述しています。
- 名前:小山 要(こやま かなめ)
- 年齢:50歳
- 職業:プロダクション経営
- 容疑:職業安定法違反の疑い
今回の事件は、プロダクション会社社長と役職員の逮捕です。となると、顔画像を見てみたいもの。ということで、プロダクション経営者で会社社長の小山要容疑者のFacebookを調査しました。
フェイスブックの検索窓に「小山要」と漢字で入力し検索。
すると、
数件のアカウントがヒット。なかには女性もいらっしゃいましたが、これは小山要容疑者とは違うと速攻で判断できます。しかし、ほかのアカウントに小山要容疑者を特定するアカウントはありませんでした。
ということで、、フェイスブックには顔画像はありませんでした。なので、マスク無しの顔画像は諦めて、逮捕時移送される小山要容疑者の顔画像を見てみましょう。
う~ん。この画像で判断するとしたら、マスクして黒縁メガネのスケベそうに髪が向けあがった50歳のオジサンって感じ。でも、不思議とそんなに悪そうには見えない感じです。
「小山要」の気になるFacebookアカウント
しかし、気になったアカウントがひとつ。
というのも、「小山要」というアカウント名で芸能プロダクションのURLと名前の入った画像が貼られていたのです。
その画像がこちら。
それで、書かれているURLを開いてみると、
このサイトが開きました「VOLD PROMOTION(ボルドプロモーション)」芸能プロダクションのサイトでした。
そしてそこに掲載されている女優さんやタレントさんたちは、全員が女性。ということで、女性狙いの芸能事務所だと分かります。
そして、
会社概要欄を開くと「代表 小山要」とあります。
報道では、小山容疑者の会社は、大手AVプロダクション「プライムエージェンシー」とされていました。
その「プライムエージェンシー」のサイトがこちら。
そして、会社概要を開いてみると、
「代表 小山要」の文字。
注目したのが、「主要取引先」です。
「株)集英社、(株)講談社、(株)小学館、(株)新潮社、日本テレビ放送網(株)、テレビ朝日映像(株)、(株)東京放送、(株)フジテレビジョン、(株)テレビ東京、(株)イーステーション、(株)アサツーディ・ケイ、(株)電通、(株)博報堂、新東宝映画(株)、東芝EMI(株)、キングレコード(株)、(株)ソニー・ミュージックエンタテイメント ほか」
とあります。
そして、先ほど「小山要」で検索した「VOLD PROMOTION(ボルドプロモーション)」のサイトで「主要取引先(順不同・敬称略)」をみると、
とありました。最後の3社と新潮社を除くと、会社の書き方や各順番まで全部一緒となっていて、コピペしたように全くそっくりです。
ということから、このフェイスブックアカウントの「小山要」は小山要容疑者のものとみて間違いないでしょう。
複数のプロダクション経営で女性をランク分け
さらに、ニュースをよく見ていると報道するメディアによっては、小山要容疑者の経営するプロダクションの会社名が違っています。
大手AVプロダクション「プライムエージェンシー」と紹介したメディアもあれば、渋谷区のプロダクション「GA」としたメディアもありました。
なので、この「GA」に関しても見てみると、
サイトトップはぁこんな風でした。
しかし、このサイトには小山要容疑者の名前の掲載はありませんでした。それでも、先ほどの主要取引先の表記を見ると、
「株式会社集英社、株式会社講談社、株式会社小学館、株式会社新潮社、日本テレビ放送網株式会社、テレビ朝日映像株式会社、株式会社東京放送
株式会社フジテレビジョン、株式会社テレビ東京、株式会社イーステーション、株式会社アサツーディ・ケイ、株式会社電通、株式会社博報堂
新東宝映画株式会社、東芝EMI株式会社、キングレコード株式会社、株式会社ソニー・ミュージックエンタテイメント 他」
といった風で、株式会社の表記の仕方がちがうものの、並び順が全く一緒です。
このように、小山容疑者は、少なくとも3つのプロダクションの経営にかかわっていたものと思われます。
それぞれの会社は、多少の方向性は番うものの、芸能一般を扱うプロダクションとして成り立っていたようです。
その中でも「プライムエージェンシー」はAV女優のプロモーションを多く手掛けている会社で、日本のみならず、中国などの外国でも活躍した有名な元AV女優「蒼井そら」さんの所属したプロダクションということでも知られていて、大手のプロダクションというのは間違いはないでしょう。
実際に、「プライムエージェンシー」の求人欄には、
このような表記があり、この時点で自ら応募する女性の方は、AVだと分かって応募してくるのでしょう。
しかし、これらのほかに、スカウトで連れてきた女性には、タレントや女優として売り出すか、AVに行かせるかをランク付けして、所属プロダクションを変えたりしていたのでは?と考えてしまいます。
実際、スカウトされた女性がAVで稼いだお金の半分近くが、小山容疑者のプロダクションに入ってきていたと言われています。
小山要容疑者のように紹介したら職業安定法違反なのか?
しかし、小山要容疑者が、女性をAVに紹介したことに関して、
「どういうこと? 意味わからん。」
「自分の会社で製作する作品に出演させるのはよくて、他社が製作する作品に紹介するのは悪いのか」
という意見が出てきます。
こんな意見に対し、
「職業安定法違反(有害業務の紹介)90年代もしくは、それ以前からこれでパクられるスカウトやプロダクションは、ちょくちょくありましたよ。業界の人間は、当然把握してるけどそれ気にしてたら女優見つけられないから、続けてるだけ。」
と回答する人も。
職業安定法の有害業務の募集についてみてみると、
「第六十三条 次の各号のいずれかに該当する者は、これを一年以上十年以下の懲役又は二十万円以上三百万円以下の罰金に処する。
一 省略
二 公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で、職業紹介、労働者の募集若しくは労働者の供給を行つた者又はこれらに従事した者」
となっているようです。
そでれ、今回の事件のようなAVに紹介することもその中に含まれるとされています。
つまり、女性が自らその道を選んでいくのは良くて、紹介したりはダメってことになります。
小山要容疑者は、「これまでに数万人の女性を紹介した。最初は金銭目的だったが、女性を有名にしたいと考えるようになった」と言っており、ものすごい人数の女性が小山要容疑者を通じてAVの世界に入っていったことになります。
しかし、紹介された女性のうちでも、その場所で、成功をおさめて幸せをつかんだ人もいるのでしょうから、女性が自ら納得したのであれば、必ずしも「悪」とするのはいかがなものでしょう。
そして、現在、小山容疑者のプロダクションに所属するタレントさんや女優さんたちには、なんの非もなく、むしろ今後の活動を応援する次第です。所属するプロダクションの社長や役員、従業員が逮捕されるという事態で大変でしょうが、頑張って欲しいと思います。
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