奈良県天理市で男女2人が殺害された事件で、亡くなったのは北田二三子さんと伸也さんとわかり、北田二三子さんの長男は交通事故で亡くなっていました。
北田二三子さんのフェイスブックを調査。さらに、次男の伸也さん、長男の克己さんのフェイスブックも調査し、北田源七商店の家族に何があったのかを見てゆきます。
北田二三子さんのFacebook顔画像
今月1日、奈良県天理市の住宅で、男女2人が血を流し死亡しているのを警察官が発見しました。そして、死亡していたのは、老舗の製茶問屋の女社長と、その次男だったことが分かりました。
さらには、その家の長男は、事件のあったあとに交通事故で死亡していたことも明らかにされました。
事件から9日たって警察が明らかにした情報で、名奈良県天理市の住宅で亡くなっていた男女というのが、その家に住む北田二三子さんと北田二三子さんの次男の伸也さんであることがわかりました。
北田二三子さんと次男の伸也さんの死因は、首を刺されたことによる失血死で、他にもそれぞれ上半身に複数の刺し傷や切り傷があったということで、家の中からは、血のついた包丁も見つかっています。
奈良県天理市の住宅で亡くなっていたのが、
- 名前:北田 二三子(きただ ふみこ)さん
- 年齢:59歳
- 住所:奈良県天理市
- 職業:株式会社北田源七商店 社長
そして、北田二三子さんの次男
- 名前:北田 伸也(きただ しんや)さん
- 年齢:29歳
- 住所:京都府木津川市
- 職業:会社員
一方、交通事故を起こして死亡した長男は、
- 名前:北田 克己さん
- 年齢:30代
いったい、この家族に何があったのでしょうか。
住宅で殺害された北田二三子さんは、株式会社北田源七商店の女社長でもあったということで、営業的にもfacebookを使用していた可能性が高いと判断しフェイスブックを調査しました。
Facebookの検索窓に漢字で名前の「北田二三子」と入力して検索。
すると、
ヒットしたのはこの2件のみでした。このヒットした2件を見ていくと、プロフィール画像の入った方のアカウントには、基本情報の記載がありませんでした。
しかし、このアカウントには「友達」登録が13人されており、その13人を調べてみると、かなり多くの方が奈良県に関係している方々でした。
なので、このアカウントが北田二三子さんのアカウントであるとの特定はできませんが、北田二三子さんのアカウントである可能性はかなり高いと思われます。
ちなみに、このアカウントの投稿は2件あり、いずれも2017年のプロフ画像の投稿であり、このFacebookアカウントが活用されている形跡はありませんでした。そして掲載されていたプロフの画像も本人の画像ではなく、沖縄のシーサーっぽい画像です。
また、北田二三子さんの顔画像を探しましたが、会社ホームページには確認できませんでした。しかし、すでに報道されたものがありました。
それがこちらです。
この画像から、年齢よりも若く見え、かなりの美人社長だったようです。
北田二三子さんの次男「伸也」さんのフェイスブック
北田二三子さんのフェイスブックの調査で、情報を得ることができなかったので、北田二三子さんの次男で、同じように二三子さんの自宅で亡くなっていた伸也さんについてもFacebookを調査しました。
Facebookの検索窓に漢字で「北田伸也」と入力して検索しました。
すると、
この2件のアカウントがヒットしました。そしてこの2件のうちの一件のプロフ写真は、報道にあった伸也さんの写真と同じものでした。
ということで、このアカウントが、亡くなった北田二三子さんの次男の伸也さんのアカウントで間違いないことが判明しました。
そのアカウントの中を見てみると、一番古い投稿が2012年9月でプロフ写真を投稿しています。その何日か後に、
「ハートのピノ当たりました
これってラッキーなんよね?
やったー」
と、投稿しています。その後、2014年5月に現在のプロフ写真に変更しています。
そしてその後の投稿を見ると、
そして、1年以上が過ぎた9月に、内容の分からない意味不明な投稿となっています。これは何を意味しているのかは分かりません。
その後、伸也さんのこのアカウントへの投稿はありません。
ちなみに、交通事故で無くなった長男の克己さんのアカウントも調べました。
しかし、3件のアカウントがヒットしましたが、どれも本人を特定できる情報はありませんでした。
北田ふみこさんの経歴や評判と北田源七商店
亡くなった北田二三子さんの経歴を見ていきたいと思います。
といっても、北田二三子さんの情報の中で特定できているのは、経営した会社くらいなので、会社のホームページをチェックしました。
「会社概要」には、代表者として間違いなく北田二三子さんの名前があります。
そして「沿革」を見てみると、操業が明治20年とあり、北田源次郎さんがお茶を商い始めたとあります。ということで、かなりの老舗であることがわかります。
その老舗の代表者に北田二三子さんが就任したのが平成19年となっており、今から15年前に代表者となったことがわかります。
北田二三子さんの自宅近所の人の話によると、北田二三子さんは10年以上前に夫を亡くした後、老舗の製茶問屋「北田源七商店」を継いで社長を務めていて、別の場所で暮らす次男の伸也さんは、時々二三子さんの家を訪れていたといいます。
つまり、平成19年に代表取締役に就任していますから、それ以前にご主人をなくされていたことになります。今から15年前を考えると、次男の伸也さんは14歳ということになり多感な時だったことでしょう。
北田二三子さんについて近所の人は、「しっかりされた方で、きついとかじゃなくて優しい方。私らでも本当にすごいなっていうぐらい頑張り屋さん」と話しています。
また、北田二三子さんの会社と取り引きがをしていたお茶農家の男性は、「奈良県では一番大きな、しかも歴史のある茶問屋です。ご主人を先に亡くされて、そのあと、まだ子どもさんが小さかったので、社長業を継いで、大変。一から勉強して頑張っておられました」と話しています。
夫を亡くし、子どもを育てながら頑張っていた北田二三子社長の評判はかなり良かったようです。
北田二三子さんと次男伸也さん殺害と克己さんの交通事故概要
そんな北田二三子さんと次男の伸也さんは、なぜ殺されなければならなかったのでしょう。
分かった内容の順番で見ていくと、
- 長男の克己さんが奈良市の名阪国道で交通事故を起こして死亡
- その4時間後、警察が事情を聴くために北田二三子さん宅を訪れ、北田二三子さんと次男の伸也さんが殺害されているのを発見
- 北田二三子さんは30代の長男・克己さんと同居
- 次男は、京都府木津川市在住
- 北田二三子さんと次男の北田伸也さんの死亡推定時刻は、交通事故が起きる前だということが判明
と、これらのことがわかっています。
この事件にネットでは、
「誰が犯人か定かではありませんが、家族内だとしたら、やはり大人になったら同居を解消してある程度距離を置いて、互いに尊重し合う、そうでなければ縁を切った方がいいのかもしれない。家族は遠慮がないですからね。」
「二つの事件の関連性は何も判明していないが、想像することは誰でも同じと思う。女性社長は夫を亡くしてから女手ひとつで二人の子を育てたことを考えると、何ともやり切れない。」
「跡継ぎ問題とかでしょうか…誰も状況がわかる人がいないって事になりますよね、会社も大変な事になっているだろう。」
「複雑な問題を抱えていたんだろうね。
非常に残念でこの事故事件は未然に防げなかったのか?」
「後継者問題で兄弟間で諍いがあったのかな?」
「最近親族間の殺し合いが多いような気がする。どうして短絡的に手にかけてしまうんだろう?」
と、憶測するしかないこの2つに事件ですが、誰かが書いていたように、皆、憶測する方向は同じようで、長男が北田二三子さんと次男を殺害して、交通事故を自分で起こして自殺したのでは?という見方になっています。
長男が無理心中を図ったとの見方の出ているようです。
この事件について警察は、まだ捜査中とのことなので、詳細がわかりましたら追記してゆきます。
【追記】長男は友人の殺害でも書類送検
事件発覚直前に、奈良市の名阪国道で事故を起こし、その後死亡した北田二三子さんの長男・北田克巳容疑者(当時33)を、12月15日、警察が2人を殺害した疑いで書類送検しました。
さらに驚くべきことに、北田克己疑者は、2人を殺害する前日までに友人であった藪下諭さん(33)を天理市内の公園の駐車場で殺害し、十津川村のダムに遺棄した疑いでも書類送検されています。
友人の藪下さんは、8月29日に北田容疑者と外出した後帰宅せず、行方不明となっていて、事件を知った藪下さんの家族が警察に相談したことで発覚。9月16日になって十津川村のダムで薮下さんの遺体が見つかったということです。
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