兵庫県の泉房穂(ふさほ)明石市長が暴言。泉房穂市長は、小学校の式典で、榎本議長と公明党の飯田伸子市議に対し、暴言を発したことが発覚。
泉房穂明石市市長の暴言と過去のパワハラ不祥事を調査。それでも泉房穂市長が凄いといわれる理由の生い立ちも、チェックしてゆきます。
泉房穂(ふさほ)市長の暴言
兵庫県明石市の泉房穂(ふさほ)明石市長が、8日にあった明石市内の小学校の式典会場で、市議会運営を巡って議長と女性市議に「次の選挙で落としてやる」などと威圧的な発言をしたことが分かりました。
暴言を受けたのは、榎本和夫議長(自民党)と飯田伸子市議(公明党)の2人です。
榎本議長の話では、市立小学校の創立150周年の式典開始の直前に、泉房穂市長から、「問責なんて出しやがって。ふざけているのか。選挙で落としてやる」と言われたということです。
また、同じ式典に出席した公明党の飯田市議は、着席しようとした際に、泉市長がそばに近づき顔を寄せてきて「問責決議案に賛成したら許さない」と言われたといいます。
- 名前:泉 房穂(いずみ ふさほ)
- 生年月日と年齢: 1963年8月19日(59歳)
- 職業:明石市市長
- 当選回数:4回
- 在任期間: 2011年5月1日 – 2019年2月2日、2019年3月17日 – 現在
今回の泉房穂市長の暴言をもう少し具体的に見ていきましょう。
兵庫県明石市議会の自民党真誠会や公明党など4会派が、明石市の泉房穂市長に対し「再三の不適切な言動を指摘したが、変わらない」「相反する考えを排除する姿勢が、危険で不適切」などとして、問責決議案を12日の本会議に提出する方針を固めていることがわかっていました。
これらの行動に対して、先ほどあった「問責なんて出しやがって。ふざけているのか。選挙で落としてやる」や「問責決議案に賛成したら許さない」という暴言となったわけです。
言われた方の飯田市議は、「議決権の侵害であり、政治家として不適切だ。議場で堂々と論ずればいい」と批判し、榎本議長も「やくざのようなやり方だった」と反発する姿勢を示しているといいます。
これに対し、言った方の泉房穂市長は、「一言一句は覚えていないが、聞いた側がそういうのであれば否定しない。議会とは一緒にやっていきたいのになぜ問責なのか、といういらだちがあった。だが、使った言葉遣いと内容はアウトで申し訳ない」と。
「市政運営を一生懸命やっているのに『なにが問責やねん』とカチンときて、きつい言い方をしてしまった」「“問責決議に賛成しないでほしい”とお願いする趣旨だったが、言い方や表現が不適切だった」と泉市長は釈明しています。
そして、式典の後、泉房穂市長は、謝罪の電話をかけたということです。
泉房穂明石市市長の過去のパワハラ不祥事
実は、この泉房穂明石市長の暴言というのは過去にもあって問題となっていました。
2017年6月14日、明石駅付近の国道2号の拡幅工事に必要な立ち退きに関し、土地買収交渉における進捗の停滞に業を煮やしたあまり、担当職員に対して暴言を言っていました。
それがこちら。
- 「火付けて捕まってこいおまえ。燃やしてまえ。損害賠償を個人で負え」
- 「おまえら1人ずつ1千万円出せ。自分の家売れ。その金で払うたれ」
さらに、死亡事故が発生したことを機に市が国から委託を受けて立ち退き交渉を始めることとなったことに、
- 「後回しにしてどないすんねん、一番しんどい仕事からせえよ。市民の安全のためやないか。言いたいのはそれや。そのためにしんどい仕事するんや、役所は」
2019年1月になって、当時の録音データが報道機関に渡り、泉房穂市長は、謝罪会見。
そして、この件の責任を取るとして辞職を表明し辞職しています。しかし、その後の出直し市長選で、「政治家として必要としてくれる市民の期待に応えたい。暴言問題は有権者の判断を仰ぎたい」として当選しています。
泉房穂明石市長の人気と評判が凄い理由は生い立ちにあり
泉房穂市長は、兵庫県明石市二見町生まれで、生家は代々漁師でした。1987年、東京大学教育学部教育学科教育哲学・教育史コースを卒業後、NHK入局し対局。その後テレビ朝日社員や衆議院議員秘書を経て司法試験に合格し、弁護士となっています。
その後、衆議院の当選落選を経験し、2011年に明石市の市長選挙に無所属で出馬し、次点と69票差で当選。明石市長に就任しています。
そして、再選を繰り返しますが、2019年には先ほどの暴言問題によりいったんは辞職。その後出直し市長選挙に出馬し、
このように、元市長で前県議の北口寛人氏、共産党の公認を受けた元県議の新町美千代に対し、圧倒的大差をつけて当選しています。
このように、すごい評判で人気の市長が泉房穂市長なのです。
泉房穂市長の凄い評判について調べてみると、こんなことがわかりました。
泉房穂市長には、4つ違いの弟がいて、その弟には障害があり、両親は運動して障害児施設をつくったそうです。小学生の頃はよくそこで一緒に遊んでいたといい、障害を持つ子どもたちの中で育ったこともあり、「困っている人の力になりたい」と幼い頃から思っていたそうです。
この気持ちが今も泉房穂明石市長の根底にあり、それを市民が感じるからこその評判と人気だというのです。
実際に、次々新しい政策に着手しています。
- 中学生までのこども医療費の無料化
- 「障害者に対する配慮を促進し誰もが安心して暮らせる共生のまちづくり条例」
- 、LGBTなど性的少数者のカップルを公的に認める「パートナーシップ制度」導入
- 中学校給食を所得にかかわらず完全無償化
- 明石市海岸の水上バイクの暴走行為について、海上保安庁に対し、危険運転をおこなった複数人を兵庫県の条例違反と殺人未遂の容疑で刑事告発
など、市民が納得できる政策を次々に実行したことが評判となり、泉房穂市長の人気につながっています。
また、泉房穂明石市長のツイッターも昨年12月に開設。今年に入ってのtwitter投稿が話題を呼んでいることもあり、市民に近い市長という印象もあります。
ネットでの評判を見てみると、
「兵庫県明石市のお土産「たこせん」
甘辛でパリッと美味しいな〜
泉房穂市長の明石愛が伝わります。
ありがとうございます!
ご当地の人気お菓子っていいよね〜」
「泉房穂、Twitterユーザーが嫌いそうなパワハラ爺なのに人気なのはマジでどうなってるんだ」
「今日のよんちゃんテレビ、今人気者の泉房穂の批判報道おもろいやんw
さて、嘘つきは誰なんやろなww
取材中のメモじゃなくて、音声データないんやろか。」
「【人気投票】泉房穂のこと好き?嫌い? | 好き嫌い.com
好きしかない❣️」
「こ、こわい…。
街頭での様子をみる限り、泉さんは確実に市民に人気がある。
けど、支持する人が投票に行かなければ、負けてしまうこともあるかも…!?
皆さん、絶対絶対、選挙行きましょう!」
といった具合で、人気もあるのがわかります。それだけ市民目線で市民のほうを向いた政治をしているともいえそうです。
ただ、だからと言って、パワハラや暴言はいけません。本人も分かってはいるのでしょうが、感情に任せた発言は、今後は控えてほしいものです。
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