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伊東正明常務の生娘シャブ漬け発言で解任「炎上のマーケティング」謝罪文は恥の上塗りに・吉野家

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吉野家の伊藤正明常務取締役の発言が物議。早稲田大学にて行った講演会で「生娘シャブ漬け戦略」と発言したことが取り沙汰されています。

伊藤正明吉野家常務取締役の発言をチェック。さらにその会社謝罪文を伊藤正明常務が書いたことが判明しています。また、新商品発表会も中止になり迷惑したタレントも調査。

伊東正明常務の生娘ジャブ漬け発言

今回の内容は事件ではありません。”炎上”事故案件とでもいいましょうか、牛丼でおなじみの「吉野家」の常務取締役の伊東正明氏が、2022年4月16日、早稲田大学で行われた社会人向け講座に講師として招かれ、不適切な発言をしたとして炎上しています。

16日に行われたのは、早稲田大学の社会人向け講座「WASEDA NEO」の一環として「デジタル時代のマーケティング総合講座」があり、吉野家の常務取締役企画本部長の伊東正明氏が登壇。女性向けのマーケティング施策を、「生娘をシャブ漬け戦略」などと表現してしまいました。

このことが、女性蔑視、人権・ジェンダー問題であるとしてネットで炎上。

早稲田大学も、公式サイトで講義担当の株式会社吉野家常務取締役企画本部長の発言は、教育機関として到底容認できるものではありません」と断罪し、当該講師に厳重に注意勧告を致します」とし、さらに、「当該講師には『デジタル時代のマーケティング総合講座』の講座担当から直ちに降りていただきます」と発表しています。

  • 名前:伊東正明(いとうまさあき)
  • 年齢:49歳
  • 職業:OFFICE MASA 代表/株式会社吉野家 常務取締役

1996年P&G入社。ブランドマネージャーとしてジョイ・アリエールのブランドを再建。ファブリーズグローバルチームのマーケティング責任者として米国本社・ヨーロッパ本社にてブランドのグローバルオペレーションへの移行、世界新製品、新規市場開拓戦略をリード。その後シンガポールにてペットケア事業責任者、アジアパシフィック・Eビジネス事業責任者、ホームケア・オーラルケアヴァイスプレジデントを歴任。2017年11月退職・独立。現在株式会社吉野家常務取締役および3社の顧問兼務。

伊藤正明吉野家常務取締役の発言が炎上した理由

早稲田大学で社会人向けに開催された「デジタル時代のマーケティング総合講座」での、吉野家の伊東正明常務取締役の発言はどんなものだったのかを検証してみたいと思います。

そもそも、伊東正明常務の発言が炎上したのは、参加者のこのコメントから。

このコメントの中で、問題となる箇所を抜き出してみると、

  • 「初日から激しく憤っております!マジで許せない 講師の吉野家の常務取締役企画本部長の方が、講義で性差別・人権侵害発言を連発。若い女性を狙ったマーケティング施策を「生娘をシャブ漬け戦略」と笑いながら何度も発言。
  • 「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるようになれば、絶対に食べない」だそう。はあ???
  • 「生娘、女が男に奢ってもらう=性差別+人権侵害、しゃぶ漬け=犯罪。苦しんでいる人もいるのに笑いながら話すことなのか?」

といった内容。これは、少なくとも教壇に立って話す内容ではないですね。

しかも、早稲田大学の社会人向けのマーケティング講座は、計29回で、受講料が38万5000円なんだそうです。その初回講義で飛び出した「生娘シャブ漬け作戦」発言でした。

受講生がすぐに大学にこのような発言があったことを報告したところ、講義の最後に早稲田大学教授から謝罪の言葉があったといいます。そして、伊藤正明吉野家常務からは、直筆での謝罪が受講生個人宛てに送られてきたということです。

吉野家の謝罪は恥の上塗り

そして、伊藤正明吉野家常務取締役の件では、吉野家も謝罪。

この「当社役員の不適切発言についてのお詫び」という謝罪文を掲載ししています。

しかし、この謝罪文が、またも問題に拍車をかけることになります。「吉野家」という会社として掲載したはずのこの謝罪文。

なのですが、そのファイルのプロパティをよくみると、

ファイルの作成者が「Ito Masaaki」となっています。

「【悲報】吉野家常務取締役企画本部長伊東正明の「生娘をシャブ漬け戦略」発言について、吉野家が『当社役員の不適切発言についてのお詫び』を出したが、ファイルのプロパティを見ると作成者が”Ito Masaaki” だったことが判明。本人がお詫び文を書いたということ? どこまで社会をなめてんだか。」

つまり、「当該役員」といいながら当該役員本人の伊東正明氏が、会社としての謝罪文を作っていたことになります。

現在この謝罪文は削除されています。

伊東正明吉野家常務「生娘をシャブ漬け」発言で解任

そして、この記事を作成しているさなかに「吉野家」が伊藤常務取締役を解任したことが発表されました。4月18日付けで、同社執行役員および株式会社吉野家取締役から解任したことを発表しています。

 「執行役員および子会社取締役解任について」とし「当社は、昨日開催いたしました臨時取締役会において当社執行役員および子会社である株式会社吉野家常務取締役の伊東正明氏の取締役解任に関する決議を行い、2022年4月18日付で同氏を当社執行役員および株式会社吉野家取締役から解任しました」。

さらに、「本日以降、当社と同氏との契約関係は一切ございません」としています。

伊東常務発言で割を食った新商品と藤田ニコル

伊東正明常務の「生娘をシャブ漬け」発言で、19日に都内で行われる予定だった新商品、新CMの記者会見を中止すると明らかになっています。

10年かけて開発に取り組んだ親子丼をついに発表するとしていた吉野家でしたが、その新商品発表会を中止。その発表会に出席予定だった藤田ニコルさんが割を食った形になっています。

藤田ニコルさんが出演する新CMの記者会見も中止。藤田ニコルさんは何にも悪くないのに「#吉野家不買運動」というタグもできたりして、イメージダウンにつながりかねません。

吉野家としては、18日以降、伊藤正明元常務とは一切関係ないとしていますが、世間の目は厳しいかもしれません。

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