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枚方市のいじめ放置中学校はどこ「部活顧問もグル」7か月放置で転校しPTSD

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大阪府枚方市の中学校で女子生徒がいじめを受けた問題で、いじめを受けた女子生徒側が、枚方市に損害賠償を求める訴えを起こしました。

いじめを受けていた女子生徒が通っていた枚方市の中学校がどこなのかを調査。部活顧問の対応をチェック。隠ぺいがあったのかを調べていきます。

枚方市のいじめ放置中学校はどこ

大阪府枚方市の市立中学校で、女子生徒が所属していた運動部でいじめを受けて不登校になった問題で、生徒と母親が21日、顧問や学校の不適切な対応で転校を余儀なくされたとして、市に慰謝料など約245万円の賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしています。

訴えを起こしたのは、枚方市立の中学校に通っていた女子生徒と母親です。

この女子生徒が、枚方市の市立中学校の当時中学1年だった2020年6月から2021年5月にかけて、所属していた運動部で同級生10人から仲間外れにされるなどのいじめを受けて不登校となってしまいました。

女子生徒の両親は、20年8月に部活顧問に相談しましたが、これを顧問は約7カ月間ものあいだ対応を放置しており、21年3月、今度は校長が両親の相談を受けていじめを把握しました。

いじめを受けた女子生徒は、その後、PTSDと診断され転校を余儀なくされ、21年6月に市外へ転校しています。

このことで、現在、枚方市教委は「重大事態」と認定し経緯を調査しています。

では、いじめのあった学校はどこなのでしょうか。

これについては、「枚方市立の中学校」であるとの情報のほかは、一切開示されていません。

ただ、この事件が提訴される前に、いじめ問題を「独自」の案件として報道していたのがMBSニュースでした。

「【独自】いじめ被害生徒側が市を提訴へ『教諭は7か月も学校に共有せず対応を怠った』」

この報道の中で、取材に応じている母親の姿や通っていた枚方市立の中学校の映像が映し出されていました。

そしてこの報道での映像が、いじめがあったとされる枚方市の市立中学校の唯一の手掛かりとなりました。

そして、21日。枚方市に慰謝料などの賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしたことで、ほかも報道を始めており、

これらの中学校の画像が分かっています。

現状では、この映像の中学校の建物や校庭の画像から見つけることしかできません。現在ネットを駆使して中学校の建物などを探っておりますが、特定するまでに至っていません。調査を継続して特定していきたいと思います。

枚方市のホームページから、

枚方市立の中学校は、ここにあるように全部で19校。女子生徒がいじめにあった中学校は、この中の中学校であることは間違いありません。

女子生徒がいじめにあった中学校が特定でき次第、追記していきます。

いじめのあった枚方市立中学校は杉中学校か【追記】

報道の画像から調べました。

まずは、

この画像。角度は違うのですが、建物の形が同じです。

そして、この画像。

報道のあった画像と、クーラーの室外機の位置が全く一緒で同じ位置にあります。

さらに、

このバスケットボールのゴールは同じものです。

ということで、この中学校は枚方市立杉中学校だと思われます。

いじめのあった枚方市立中学校の部活顧問の対応でPTSD

いじめのあった枚方市立の中学校の部活顧問の対応により、いじめられた女子生徒は転校を余儀なくされています。

21日、訴えを起こした女子生徒の父親は、「うちの娘だけが転校して、加害者生徒は一切処罰無し。顧問の先生も一切処罰無し。指導もされていない。そこがものすごくひどい」と訴えています。

女子生徒は当時、「あの先生に何言っても絶対無理やから」などと話していたといい、いじめと、部活動顧問の対応によりPTSDと診断されて転校しています。

そして現在は、転校したため両親とは離れて暮らしているといいます。

枚方市立中学校の部活顧問のいじめに対する対応

では、女子生徒は実際どんな風にいじめられ、運動部の部活顧問はどんな対応をしていたのかについて、あらためて見てみます。

女子生徒は中学1年だった20年の1学期以降、同じ運動部の生徒らから部活の練習時にペアになってもらえなかったり、距離を置かれたりしていたということです。

その当時、一学期の終了時に女子生徒の帰宅が遅かったことがあり、どうして遅かったのかを聞くと、「もういいわ」と投げやりな態度をしたといいます。

そして、「のけ者にされている」という話とか。「今回だけじゃなくて、今までもずっとこんなことが繰り返されている」と、父親が娘の口から聞いたそうです。

実際に同級生に言われた言葉としては、「私はあんたとは一切仲良くするつもりはない」「先輩もお前のことを怒っているで」などの言葉を浴びせ続けられたということです。

このことを両親が顧問に相談すると、顧問の先生は「いじめの中心になっている子がもし本当にそれをしているなら、この問題が解決するまでクラブには出させません」といったそうです。

しかし、「1週間後に試合を見に行ったら、その子だけが出ていて。試合とかで顔を合わせても、その顧問の先生から(親に対して)何か言ってきたってこともなかった」といいます。

そして、女子生徒の親は、最初の相談から7か月後に娘から「辞めたい」と言われ、よくよく話を聞くといじめはエスカレートしていたと。

そのことを、部活顧問に親が抗議すると、「1週間で解決する」と言ったといいます。

そして、したことというのが、いじめられていた女子生徒に「なぜみんながお前のことを嫌うのか。何でと思う?」と聞き、「どうするべきか自分で考えたらわかるやろ」「みんな待っているから」というと、みんなの前に連れていかれて「まず謝れ」と言われたそうです。

この日帰った女子生徒は、「学校も行きたくないし死にたい」といったそうです。

このことがあって、女子生徒の両親はクラスの担任にも相談したところ、このいじめの問題については知らされておらず、このことが共有されていなかったことが分かりました。

なので、組織的隠ぺいがあったとは、考えにくいかもしれません。

さらには、女子生徒が不登校になっていた時、学校側は「女子生徒にも悪い部分がある」と話したといいます。

その音声が残っているということでその内容は、

「100:0じゃなくて50:50の着地点を探すしかないんですよ。(いじめを)止めてほしかったって思うのであれば、自分の中で良しとしない状況が周りの責任にあるというものの考え方、この部分がこれから超えないといけないところ、成長していくべきハードルになっていく、頑張っていかないといけないところだよ」

というものであったといいます。

この話を聞いて、両親は転校を決意したそうです。

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