広島県福山市の小学校で女性教諭が男子児童に対し、不適切な発言を繰り返したとして謝罪していたことがわかりました。
不適切発言をした女性教師のいる学校は福山市のどこの小学校かを調査。暴言といわれる不適切発言の内容やアンケートの内容などをチェックしてみていきます。
女性教諭が暴言の福山市小学校
またも、教育現場で起こってしまった事件です。
広島県福山市の小学校の女性教諭が、児童に対し「地球から消えてほしい」などと暴言を吐き、学校側が謝罪していたことが分かりました。
福山市の小学校で、小学6年生のクラス担任の女性教諭が、特定の男子児童に不快な思いをさせる発言をしていたことを福山市教育委員会が認めたもので、学校側が児童の保護者に謝罪していたことが明らかになっています。
学校側は発覚後、6年生の全児童にアンケートと聞き取りを実施していました。
その結果、「地球から消えてほしい」などと、児童の存在を否定するような不適切な発言のほか、「顔も見たくない」といわれていたことも分かっています。
現在、女性教諭から暴言を言われた児童は不登校の状態にあるということです。
この事件の内容を整理してみます。
- 福山市の小学校
- 暴言を言われたのは小学6年の児童
- 不適切発言を繰り返したとされるのが、6年の担任の女性教師
- 不適切発言の内容は「地球から消えてほしい」「顔も見たくない」
- 女性教諭と校長は、不適切な言動を保護者に謝罪
- 6年生の全児童にアンケートと聞き取りを実施
- 保護者は「事実を証言してほしい」
こんな流れとなっていますが、まずは、広島県福山市のどの小学校で起こったことなのかが気になります。
福山市の公立小学校は、
福山市教育委員会のホームページで調べると、番号が振ってはありますが、番号が飛んでいておそらく廃校になった学校もあるのかと思います。福山市の小学校は、全部で71校ありました。
現状でわかっているのはこれだけの情報です。
ただ、報道で流されていたのがこの画像でした。
この画像に「児童が通う小学校」とされているので、これは学校の映像だと判断できます。しかし、あまりに部分的であり、この画像だけでの暴言のあった小学校の特定はできませんでした。
それでもあきらめずに情報を探していると、
「樹徳か?
43年前のも普通に言ってた女教師いたわ」
という書き込みを発見しました。
樹徳というのは、小学校の名前かと思われ先ほどのリストを見てみると、「8 樹徳」とありました。
ということで、さっそく樹徳小学校の外観を調査しました。
こちらが樹徳小学校の写真です。
Googleストリートビューで、ほかの角度からの学校の建物画像を探してみましたが、
ストリートビューでも、この画像が一番建物の分かりやすい画像でした。
しかし、この画像や樹徳小学校のほかの画像などを見ても、形状などの一致点は見いだせず、樹徳小学校だと特定はできませんでした。
福山市の暴言や不適切発言の小学校は宜山小学校【追記】
福山市で6年生の担任女性教諭から暴言や不適切発言を受けた児童のいる学校を調査し続けてきましたが、やっと判明いたしました。
決め手となったのはニュース映像。
こちら、地元のテレビ局が放送したニュース映像で学校が移っています。
そして、この画像と同じ風景の福山市の小学校というのがありました。
それがこの画像です。
報道された画像と見比べてみていただくと、テレビ報道された学校の画像に夜間のライト施設があるのがわかりますが、この画像にも、そのライト施設がはっきり映っています。
さらに、正門の方に回ると、
こちら、上の画像がテレビ報道された画像。そして下がGoogleのストリートビューの画像です。
学校の柱の全く同じ位置にポストが取り付けてあるのがわかります。
当初は、匿名掲示板の「樹徳か」の情報に惑わされましたが、この画像から暴言・4不適切発言のあった学校は「福山市立宜山小学校」だということが特定できました。
福山市小学校女性教諭と児童の間に何があった
担任である小学6年生の女教師と児童との間には、事件につながることになったどんな原因があったのでしょう。
学校側は発覚後、6年生の全児童にアンケートと聞き取り調査を実施していますが、その中で、暴言以外にも、胸ぐらをつかんで、廊下に出したことがあったといった声が複数あがっていたといいます。
さらに、より具体的に、女性教諭が男子児童の胸ぐらをつかんでドアに押しつけた際に「ドーン」という音がしたと書き込んだ児童もいました。
この事件が発覚したのは、児童本人からの話ではなかったといいます。
保護者は、「息子は当初、教諭を恐れて打ち明けなかった。同級生たちの証言で把握できた」と話しています。
児童の保護者の話では、この女性教諭が4月に担任になって以降、児童が宿題を忘れるなどした際に「地球から消えて」「顔も見たくない」などと暴言を吐くようになったといいます。
しかし、女性教諭にしてもただ単に宿題を忘れただけで、この暴言は無かったと思います。市教委は、男子児童の訴えと女性教諭の説明には食い違いもあるとし、女性教諭は、一部を、事実と認めていないということです。
ネットでは、
「小学校で6年担任の女性教諭が発達障害がある男子児童に対し~」
問題は、児童が発達障害だった点だと思う
学校教育の現場で、
発達障害児への接し方なんていう研修を受けてはないだろうし、
発達障害への対応マニュアルがなければ、
普通の生徒と同じように宿題や課題の提出を求めてしまうと思う
宿題や課題を何か月も出さなければ、
そりゃきついことだって言いたくなるし、
言うのが当たり前だと思う
他の生徒はおそらく全員出してるんだから
発達障害は学業でもトラブルになりやすいし、
いじめにもあいやすい
発達障害専門の学級を、
どこかの学校が実験的に作ってみるべきだと思う」
この書き込みは、今回の児童に発達障害があったのではというのを前提に書き込まれています。
そしてほかにも、
「我が子も広島県内の小学校に通う発達障害がある子です。
集中力が無く宿題がこなせなかったり、自分では次の日の準備が難しいので毎日確認するような状況です。
学年ごとに担任は代わりますが、どの先生方も我が子の状況を理解して頂いて、宿題の量をできる範囲でいいよと言って下さり、我が子もそれが自信に繋がってます。
コロナ禍ですが、蜜に電話連絡もして下さり、学期に一度は面談もしてくださいます。
このお子さんの受けた扱いや親御さんの気持ちを思うと本当に心痛みます。」
と、「我が子も」と書き出されていて、発達障害が前提の文章です。匿名のコメントなので、定かではないですが、発達障害があったので、この女性教諭では対応しきれなかったということかもしれません。
児童の保護者は、「児童のせいにするのではなく事実を証言してほしい」と話しており、また、福山市教委は「引き続き事実確認を進め、当該の児童が元気に前向きに登校できる状況を作っていく」としています。
福山市教委は、この事件をうやむやにせず、しっかり後追い調査し公表してほしいと思います。また、この事件の詳細がはっきりし次第、追記してゆきます。
福山市女性教諭の具体的暴言とアンケート【追記】
広島県福山市の小学校で担任の女性教諭が6年生の児童に対し、不適切な発言をした問題で児童の保護者が心境を話しています。
6年生の台紙児童の保護者は、「ただ謝罪をさせてくれと言われても納得ができなくて…」と話し、いまだに納得できていないことを語っています。
8月に、この児童の保護者は市教委に対し、男子児童が女性教諭から、胸ぐらをつかまれたことや、「地球から消えてほしい」などの発言があったと相談していました。
女性教諭は、市教委の聞き取りに対し、厳しく指導したことや「私の前から消えて下さい」と発言したことを認める一方、そのほかの発言内容には食い違いがあると説明したといいます。
保護者は、アンケートの回答に、「ブラックホールに消えて」などといった女性教諭の発言が、複数あったことを指摘。その点に関し女性教諭からは、「私は言っておらず、別の児童が言っていたので注意した」などと、説明されたということです。
6年生男子児童の保護者によりますと、男子児童が道徳の宿題を忘れた際、特に暴言を受けたり胸ぐらをつかまれたりしたということで、「先生とアンケートの内容が凄く食い違っているのが違和感を覚えて。学校の言うことが信じられないというか」と納得できない心境を語りました。
女性教諭の発言で児童が一番傷ついた発言とは
上記の保護者インタビューに同席していた被害児童が発言。
「先生から『あなたは私のストレス発散にぴったりです』と言われたときに一番傷ついた」と話しています。
そしてこの内容というのは、アンケートにも同様の回答があったということで、この被害児童は現在不登校となってしまっています。
暴言の女性小学校教諭が認める【追記】
このサイトで小学校を特定した広島県福山市の宜山小学校の担任の女性教諭が、6年生の児童1人に対し不適切な発言があった問題で、学校や市教委が、保護者説明会を開き、謝罪しています。
当初、女性教諭は、当初の聞き取りに対して、厳しく指導したことや「わたしの前から消えてください」と発言したことは認める一方で、そのほかには食い違いがあると説明していました。
しかし、女性教諭が、男子児童に対する暴言や胸ぐらをつかんだことを認めたとして、福山市教委や学校は、16日夜に急きょ開かれた保護者説明会で説明し、謝罪しました。
市教委が、実施したほかの教職員へ聞き取りで、一部のほかの教諭からも厳しい指導の様子は確認していたということです。女性教諭は現在、休職中です。
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