自民党の福田達夫総務会長が、旧統一教会の関係者から自民党議員が支援を受けていることで、「何が問題かよく分からない」と述べ物議をかもしています。
福田達夫総務会長の経歴と生い立ちを調査。「何が問題なのかわからない」発言の真意をチェック。父親の福田康夫が元総理大臣で上級国民のお坊ちゃんとのうわさをチェック。
福田達夫総務会長の経歴と生い立ち
自民党の福田達夫総務会長は、29日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党所属議員との関係が取り沙汰されていることについての発言が物議をかもしています。
福田達夫総務会長は、「正直に言う。何が問題か、僕はよく分からない」と述べ、さらには、このことを追及する、野党やメディアを念頭に不快感も表していました。
福田達夫総務会長は、会見で、「自民党としては旧統一教会から政治的影響を受けていない」という認識を示しています。
この発言について、ネットやマスメディアが取り上げ議論となっています。
- 名前:福田 達夫(ふくだ たつお)
- 生年月日と年齢:1967年3月5日(55歳)
- 職業:国会議員(衆議院議員)
- 選挙区:群馬4区
- 在任期間: 2012年12月16日~現在
- 当選回数:4回
福田達夫総務会長の経歴と生い立ちについてみていきます。
生まれは東京都。現在の住所は群馬県高崎市貝沢町となっています。慶應義塾幼稚舎から慶應義塾普通部へ。そして、慶應義塾高校、慶應義塾大学法学部法律学科に進んで卒業しています。
慶応技術大学を卒業後、アメリカ合衆国のジョンズ・ホプキンズ大学高等国際関係学研究所の研究員をしていましたが、帰国。帰国後は、三菱商事に入社し、その三菱商事では、主に調査部門で勤務していました。
その後、2004年に三菱商事を退社。退社と同時に自民党衆議院議員で福田達夫総務会長の父親である福田康夫事務所に入所。私設秘書を務めています。
その後父親の福田康夫衆議院議員が内閣総理大臣に就任。その際に福田達夫総務会長は、は内閣総理大臣秘書官を務めていました。
2012年、父親の福田康夫氏が、次期衆議院議員総選挙に立候補せず、政界を引退する意向を表明し、その後を引き継ぐ形で2012年12月の衆議院議員選挙で、福田達夫総務会長が立候補し初当選しています。
2017年8月7日、第3次安倍第3次改造内閣にて防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任。2021年の総裁選では岸田文雄を支持し、岸田総裁より、当選3回で閣僚未経験ではありましたが、自民党総務会長に抜擢されています。
福田達夫総務会長の家族
福田辰を総務会長の家族について調べてみました。
福田達夫総務会長は、結婚しており子どもが一人、長男さんがいらっしゃいました。福田総務会長の妻は福田静香さんと言われる方で、焼津のご出身のようです。
福田達夫くんを励ます会に出ました。(福田元総理の息子さん)奥さんは、焼津の方何です! pic.twitter.com/5eOaTMoEWb
— 井林たつのり (@T_Ibayashi) October 10, 2013
とても美人の奥様ということなのですが、この写真ではわかりにくいので、ほかの画像を探してみました。
すると、こんな画像が。
確かに美人の奥様です。
福田達夫総務会長の家系と親族
福田達夫総務会長の周辺を調べてみると、なんと、知ってる名前が数々出てきました。家系や親族などを一気に見てみると、
「家族・親族
曾祖父・福田善治(政治家、元金古町長)
曾祖父・櫻内幸雄(実業家、政治家)
祖父・福田赳夫(政治家、第67代内閣総理大臣)
祖母・福田三枝(群馬県、新井文夫の三女、大審院判事・新井善教の孫娘)
祖父・嶺駒夫(実業家)
父・福田康夫(政治家、第91代内閣総理大臣)
母・福田貴代子(宮城県、実業家・嶺駒夫の娘、政治家・櫻内幸雄の孫娘)
大伯父・福田平四郎(政治家、元金古町長)
大叔父・福田宏一(政治家)
大伯父・櫻内乾雄(実業家、中国電力会長)
大伯父・櫻内義雄(実業家、政治家、衆議院議長)
義叔父・越智通雄(政治家、元経済企画庁長官)
従兄・越智隆雄(政治家、衆議院議員)」
こうして続き柄と名前を見ていて、知ってる名前や聞いたことのある名前の方がズラリと並んでいます。つまりは名家。
父親も内閣総理大臣の福田康夫氏でしたが、祖父も内閣総理大臣の福田赳夫氏で、親族には政治家だけでなく実業家もおり、まさしく名家と言えます。
そして、福田達夫氏も、サラブレッドで、学歴が「慶應義塾幼稚舎」に始まり「慶應義塾大学」まで、すべて慶応ブランド。ということで、いいとこのお坊ちゃんであるという評価に間違はいないでしょう。
福田達夫総務会長「何が問題なのか分からない」(旧統一教会)
そして、今回、福田達夫総務会長がやらかしたといわれているのが、29日に行われた記者会見で、自民党と旧統一教会の関係に関連し「何が問題なのか分からない」と述べたこと。このことが波紋を呼んでしまっています。
福田氏は「わが党が組織的にある団体から強い影響を受けて政治を動かしているのであれば問題かもしれないが、僕の今の理解の範疇だとそういうことが一切ないので」としてしまいました。
このことでSNSが炎上。マスメディアもこの発言を取り上げる結果になっています。
「「なにが問題なのか分からない」
1、統一協会が何やってるかを知らない
2、一般人が財産だまし盗られてもいい
残念なことに、後者「2」である件。
これが世襲社会、これがカルト宗教政党。」
「政府与党が悪質カルト組織と昵懇である事の重大性について「何が問題なのかよく分からない」という福田達夫。
問題なのはお前の認識だよ(՞ةڼ◔)」
「『反社会的勢力ではないので』
『何が問題なのか分からない』
開いた口が塞がらない
まだこんなこと言ってるのか
自民党、終わったな」
「福田総務会長は教団との関係について「何が問題なのか分からない」とのこと。またまた自民党議員の呆れ果てた発言!
あなたの認識が大問題だとよく分かりました。」
と厳しい意見が出まくっています。
これに対して、福田達夫総務会長は、
「本日(7月29日)の総務会長記者会見における発言につき、御説明申し上げます。
これまでも被害者を生み出すような社会的に問題が指摘されている団体との関係が問題であることは言うまでもありません。それゆえに自分としてはそのような団体との付き合いはしておりません。
党としての組織的関係は無いということについては、幹事長が申し上げている通りですし、個々の議員についても、そのような団体との関係について、厳正かつ慎重であるべきと考えています。
わが党が、組織的に、党外の団体から強い影響を受け、それで政治が動くのであれば問題ですが、私の理解では、そのようなことは一切ありません。ただ、党としての問題ではなく、個人として、なにか抜き差しならない関係になっていて、その結果、その方の政治活動に非常に大きい影響を与えているのであれば、それは問題と思います。
一部から御質問いただいているような、そのような団体との付き合いについて「何が問題かわからない」という趣旨の発言ではございません。」
との文書を出し、幕引きを図ろうとしている感じです。」
しかし、ネットやツイッターなどでも、福田達夫総務会長の祖父にあたる内閣総理大臣も経験した当時の大蔵大臣の福田赳夫氏が旧統一教会の会合で話しているビデオが出回って、自民党との関係を強調しており、簡単に収まりそうにはありません。
また、テレビの情報番組「ミヤネ屋」では、
自民党と統一教会との関係に、かなり突っ込んで調べて報道していました。自民党国会議員には党員獲得のノルマがあり、獲得できない議員は統一教会にお願いして党員になってもらっているといいます。
これが本当であれば、福田達夫総務会長の発言は見過ごされるわけにはいかなくなり、今後も尾引いていきそうな気配がします。
また、事実関係がわかり次第追記してゆきます。
コメント