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大八木監督(駒澤大学)の檄(げき)「2022年箱根駅伝も『男だろ』のゲキ」お正月の風物詩

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2022年1月2日~3日に行われた箱根駅伝で、駒澤大学の大八木(おおやぎ)監督の檄(げき)が話題になっています。

大八木監督といえば激しい檄で有名。しかし、2区田沢選手には愛ある言葉。大八木監督の過激な檄もお正月の風物詩。箱根駅伝での大八木監督の檄についてみていきます。

大八木監督(駒澤大学)の檄(げき)

2022年、今年は「第98回東京箱根間往復大学駅伝競走」ということで伝統の箱根駅伝が開催されています。2日の往路を終えて、6度目の総合優勝を狙う青学大が、2年ぶり5度目の往路優勝を決めています。

そのタイムは、歴代2位の5時間22分6秒。往路5区間で区間賞は1人もいないながらの往路優勝。選手層の厚さを感じさせる往路優勝でした。

また、1区(21・3キロ)では、中央大の吉居大和(2年生)選手が15年ぶりの区間記録更新を達成。15年前の記録は「空前絶後の区間新記録!」と日本テレビの新谷保志アナウンサーが絶叫した佐藤悠基(当時:東海大)さんの区間新記録でした。

これらの記録も、「厚底」と言われるシューズのおかげなのかもしれませんね。

そんななか、箱根駅伝の風物詩とも言われるようになった、駒澤大学の大八木監督の檄が今年も元気に聞こえてきています。

しかし、今年は少しゲキの様子が違ってるような気もします。

駒澤大学の大八木監督2022年箱根駅伝での檄は優しい

実は、大八木監督の檄について、2021年の箱根駅伝では激しすぎるとか「男だろ」というのが批判されたりして問題にされていました。だからなのか、2022年の箱根駅伝での檄は少し穏やかになった気がします。

以前、選手に丸刈りを強制し「バカ、やめちまえ」と尻を叩いたこともありましたが、今はソフト路線に変更なのか。

それでも「男だろ」が話題になる現代の駅伝。もっとソフト路線に変更したのでしょうか。

「大八木監督の檄がめっちゃ優しい」

「駒澤頑張れ~👊✨
大八木監督!
監督の檄がマイルドで物足りません!」

大八木監督の檄がソフトに、マイルドになったと感じてる人も多いようです。

実際、2022年1月2日、往路2区(23・1キロ)で、駒澤大学のエース田沢廉(3年)選手に、運営管理車からの大八木監督からの檄は「おまえ、いいぞ、のってるよ!」などのお褒めの言葉。

2区を走っていた田沢選手によると、「優しい言葉が多かった」ということです。昨年、2021年には同じ2区で「男だろ!ぶっ倒れてもいいから、おまえ、やれ!」という厳しい言葉の檄でした。

やはり、駒澤大学の大八木監督の檄は、2021年の箱根駅伝での「男だろ」発言が話題になったことによって、優しくソフトなゲキに変わってしまったのでしょうか?

箱根駅伝2022でも『男だろ』の檄は叫ばれた

そもそも、選手を「おまえ」呼ばわり。普通に音声だけで大八木監督の檄を聞いてると「なんてひどい言い方するんだろう」となりますが、実際は、駅伝という試合を戦っている選手を鼓舞するものが、大八木監督の檄です。

「#1区 を好走中の #唐澤拓海 選手。大八木監督は自分にとって「褒められるとニヤけちゃう存在」で「レース終盤のキツイ場面で檄を飛ばして欲しい」と語りました。監督による選手への激励にも注目です!」

このように、走る選手にとっても、大八木監督の檄は走る糧になってるのです。

そして、聞き方によっては大八木監督の激しい檄には、選手に対する『愛』を感じます。選手に「箱根駅伝で最高の結果を出させてやりたい」という愛情を感じます。

2021年の箱根駅伝では「男だろ」が問題視され、批判もされていた大八木監督の檄でしたが、

「去年の箱根駅伝では、大八木監督が飛ばす檄の「男だろう」があんなに問題になったのに、今年はほとんど批判ツイートがない。
今年も大八木監督は、変わらず叫んでいたのにね。
つまり批判する人にとって、その程度の関心だったってこと。」

という意見でも分かるように、大八木監督の檄への批判は、今年の箱根駅伝ではほとんど見ることはありません。

2022箱根駅伝での大八木監督の檄への期待

2022年の箱根駅伝を見た人のツイッターへのツイートを見てると、昨年の批判はどこ行ったのというほどのツイートが目立ちます。

 

「大八木監督が、檄を飛ばす際に、アナウンサーの実況が静かになるのは、凄いですね!
それだけ、大八木監督の檄は注目されてるのですね!」

「副音声で大八木監督の檄が聞きたい」

「私は女だけれど本当にキツくて苦しくてでも頑張らないといけない時に大八木監督に後ろから「男を見せろぉ!!!」って檄を飛ばされたら力が漲って頑張れる気がする。」

「毎年大八木監督の檄が聞きたくてみてるかも。」

「大八木監督、激しい檄が来た」

「大八木監督の檄さすが」

誰もが大八木監督の檄を期待して待ってる。それはテレビ放送ですらそうなのかもしれません。

そして、大八木監督の檄を肯定的にとらえている人に女性もかなりの数が居て目立っています。つまり、自らを鼓舞することがなかなかできない時、背中を押す「鼓舞することがをかけて欲しい」と思う人が多いのかも。

それは、数年前の松岡修造さんの「修造カレンダー」が流行ったのと似ているのかもしれません。

さらには、

「大八木監督の檄とともに毎年私の1年が始まる」

と、もうお正月の風物詩と化している人も。

また、昨年の大八木監督の「男だろ」の批判に関して、1年たった箱根駅伝では、

「大八木監督の檄は選手との信頼関係あってこそだと思うし、「男だろ!」ってセリフが時代錯誤と外野から言われようとこのままでいて欲しいと思う」

「大八木監督の檄って、今の時代には問題視される言葉があるかもしれないけど、それをわかってて駒沢で駅伝走ってるんだから、いいじゃん。って思う。本人が承知ならOKだと思う」

という意見のあるように、ただの暴力的な言葉なのではなく、愛のある檄だと分かればいい。言われた方がそれを判断すればいいのだと思います。

大八木監督の激しい檄はカメラにも向けられていた

駒澤大学の大八木監督の檄。少しおとなしくなったとされる2022年版ではなく、激しかった2021年版の映像を見てみましょう。

2021年にはテレビカメラに向けての檄もありました。

いや、これは檄ではなく”怒り”でしたね。しかし、このシーンでも分かるように、大八木監督にとっては選手が大事。なので、テレビカメラが邪魔で選手が速度を落としてしまわないといけなくなることを恐れた発言。もちろん危険でもあるためです。

これは、大八木監督の選手への「愛」を感じる場面でしたね。

箱根駅伝はまだまだ続いてゆきます。毎年大八木監督の檄が聞きたい。頑張れ大八木監督。頑張れ駒澤大学。

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