大リーグレッズに移籍し、現在、パドレス傘下3Aエルパソを自由契約となった秋山翔吾外野手がプロ野球広島カープに入団することが決まりました。
秋山翔吾選手といえば、西武ライオンズ出身。日本球界復帰が広島になった理由を調査。解説者やOBなどのいかんを集約。美人の奥さんと高額年俸も調査します。
秋山翔吾選手の日本球界への復帰球団が広島の理由
秋山省吾千寿は、日本プロ野球で2019年まで9年間プレーした西武ライオンズから、海外FAでアメリカ大リーグMLBのシンシナティレッズへ移籍。しかし、ケガなどもあり実力発揮できず、今期はパドレス傘下3Aエルパソに所属。そして、自由契約となっていました。
そして秋山省吾選手が、日本プロ野球への復帰を決断したことで、古巣の西武。そして、資金面で有利とされるソフトバンク。さらに、FA選手放出経験は豊富ながら、一度もFA選手を迎え入れたことのない広島が獲得に名乗りをあげました。
この時点で、誰もが古巣の西武ライオンズと資金面で有利とされるソフトバンクホークスの一騎打ち。つまり広島カープは蚊帳の外だと考えていました。
実際のカープファンですら、
「来てくれたら嬉しいし盛り上がると思うけど、本人のこと思えばやっぱ西武だろうな。」
という意見がほとんど。つまり、だれも広島カープに秋山省吾全種がくることを決断するとは思ってもみませんでした。
むしろ、
「割と球団がガチってるのは嬉しい」
カープ球団が、秋山省吾選手の獲得に名乗りを上げてくれたことに対しての賛辞が目立っていました。というのも、最近ネットなどで、投手も野手も新外国人選手の獲得を熱望する声が出ていました。
しかし、カープファンの間では、「縁もゆかりもない田舎の広島に、わざわざ関東育ちの秋山選手が来るはずもないよね」って感じで思っていたようで、ネットの反応は「来ては欲しいけど、まず無理よね」ってものがほとんど。
ではなぜ、秋山翔吾選手は3球団のなかから広島カープを選んだのでしょう。
秋山翔吾選手が判断する材料は、金銭・出場機会・家族の問題など、いろいろあると思います。
「簡単には決められないかもしれない。ただ長引かせるつもりはない。なるべく早く頭の中を整理しないといけない」と話していました。
やはり、プロ野球選手ですから金銭面は重要かと。そこで、情報を頼りにまとめてみると、西武は2年2億。ソフトバンクが3年予想では西部広島の倍以上だとか。広島が3年3.5億プラス出来高のようです。
そして、広島カープの外野手の現状は、鈴木誠也選手が大リーグシカゴカブスに移籍しました。昨年のドラフト3位と6位で、中村健選手や末包選手を獲得剃ましたが、いまだそ鈴木誠也選手の穴は埋まらず、野間選手が調子を上げてきましたが、今度は主力の西川龍馬選手がケガ、といった状況。
一方、西武ライオンズは、現在の西武ライオンズの栗山、中村というレジェンドへの配慮もあり、かつ、チームの中心選手である、森、山川、外崎、源田らのFA取得が迫っている現状での年棒バランスなど、難しかったのかと。
26日のDeNA戦後、横浜スタジアムから新横浜駅に向かうタクシーの車内で、秋山省吾選手から交渉に当たっていたカープ球団鈴木本部長の携帯に電話。「カープにお世話になります」と。鈴木本部長は「えっ、マジ?」と言葉に出てしまったそうです。
この写真が、その鈴木本部長。
なにせ、ニューヨークヤンキースから広島に復帰した黒田博樹投手の時にも、黒田投手から「帰ります」と電話を受けたのに、「どこへ?」と答えた人ですから。といいつつも、鈴木本部長の交渉術は一級品と言われています。
そんな交渉をしたのか鈴木本部長に聞くと、「交渉はすぐ終わった。後は、野球の話と雑談」といったようですが、2時間も雑談したとは考えられません。交渉前には、「選手としては申し分ないし、実績を見てもね。カープにとって大きな財産になる。自分の思うこと、正しいことをきっちり言える人間。人に対して壁をつくることもない」と答えていました。
そして、伝わってきた秋山翔吾選手の入団の決め手は、「熱意」ということのようです。交渉時、鈴木本部長から「2000本安打まであと5百何本だったよね」と言われた。フロントが2000本安打まで意識してくれるのは嬉しいと語った様です。
秋山省吾選手を広島カープが獲得したことは、交渉人として一流の鈴木本部長の手腕によるものが大きかったのではないかと思われます。
秋山翔吾選手の広島カープ入団を選手やOBがバックアップ
衝撃の秋山翔吾選手の広島カープ入団のニュースで、交渉に当たった鈴木本部長は、「(選手ら)応援団がいっぱいいた。彼らが一生懸命動いてくれたのだと思う」と秋山翔吾選手と親交のある広島ナインの「援護」に感謝していました。
となると、それは誰?という話になります。まずは、同じく大リーグに渡った広島カープOBのマエケン(前田健太投手)が思い浮かびます。この2人は同級生で、昔から仲がいい。
そして同級生といえば、広島カープの捕手で、現在のプロ野球選手会長の會澤捕手も同い年でジャパンでも一緒でしたし拘留もあるようです。
そしてジャパンで一緒といえば、菊池選手もかなりいい関係のようです。
菊池涼介×秋山翔吾
やっぱりこのコンビなんやなー。
仲良いな、同じグラウンドでセンターライン守ってくれるの楽しみ pic.twitter.com/C7iuLWTyQW— りょうが7/15.16東京ドーム参戦 カープ (@ryosuke_good) June 27, 2022
秋山翔吾入団で1番楽しみなこと
▶️菊池涼介との絡み。爆笑
ウナギイヌさんが忘れられんくて爆笑 pic.twitter.com/enFYixqmrA— さな (@_c51_t20_) June 26, 2022
まあ、菊池選手の場合、誰とでも仲良くなれる性格のようですが。ほかにも、西武時代に指導を受けた河田ヘッドコーチも在籍しているのも、溶け込みやすい環境だと言えそうです。
秋山翔吾選手の広島カープ選択を解説者やOBが考察
そして、秋山翔吾選手がを広島カープを選択したことに、野球解説者やOBが反応しています。
しかし、まずは、秋山翔吾選手の古巣、西武ライオンズの渡辺久信GMのコメント。
「当球団としては一緒に戦いたかったという思いが強かったので、秋山選手が帰国した後、真っ先に交渉をしました。しかし、このような結果になったのはとても残念です。ただ、秋山選手が決めたことなのでカープで頑張ってほしいと考えています」とコメントしています。
野球解説者の里崎智也氏が、6月27日にYouTubeチャンネルを更新。
「色々な状況を考えると、松田オーナーが秋山に向けて『2000本安打までもうすぐだね』と。あと(2000本安打まで)500本ちょっと残っている中、秋山に『2000本打つまでうちが面倒を見るよ』と。日米通算でも(2000本まであと)524本。本人も打ちたいでしょうし、秋山の夢も応援しながら自チームの戦力としてしっかり頑張ってもらいたい。『2000本打つまでうちが面倒を見るよ』いうところも秋山にとったら強く響いたのかも」とコメントしています。
ほかにも、
- 元楽天監督の田尾安志氏さんは、「鈴木さん(広島球団本部長)が秋山という人間に惚れたんじゃないかなという気がする」とコメント。
- 野球解説者の岩本氏は「僕個人的に感じていることはズームズームスタジアム(マツダスタジアム)。メチャクチャ大きな材料だったと思う。決断への材料。天然の芝生である」と指摘
- 野球解説者の石毛宏典氏は、「野球に対する取り組みがすごいまじめ。修行僧のようにもっともっとよりもっとという向学心、向上心がある選手」
さらには、広島から西武に移籍した経験のあるクリケットの木村昇吾さんは、
「広島カープファンの皆さん! おめでとうございます! 翔吾をよろしくお願いします!
彼の凄さを存分に味わってください! クソ真面目で良い男です!
#ショウゴ
秋山翔吾が広島移籍を決断 2022年6月27日」
「色々な想いがあったことと思います。その中で決断をしてくれた事に感謝。
秋山翔吾選手がカープのユニホームを着てプレーする姿を楽しみにしています。頑張って❗️」
広島カープの正捕手として長く君臨した、現野球解説者の石原慶幸さんも、コメントしています。
秋山省吾選手の広島入りにマエケンと誠也もコメント
元広島のエース”マエケン”こと前田健太投手も、秋山翔吾選手の広島カープ入りに、自身のインスタグラムで反応しています。
「アメリカで対戦出来なくなったのは寂しいけど 新しくプレーする環境が決まり嬉しい気持ちも。
カープでアキの 野球に取り組む姿勢や技術をたくさんの 選手に伝えてほしい。
みなさん勘違いされてる方もたくさんいますが 僕が後押ししたとかはないですよ。笑
僕にそんな力はありません。笑
彼自身が球団の方と話をして、魅力を感じたから 決めた事。すごく大変で難しい決断だったと思う。
彼は素晴らしい人間、野球人です。みなさん僕の親友を よろしくお願い致します🙇♂️笑」
そして、昨年まで所属した元広島カープのスラッガーで、シカゴカブスの鈴木誠也選手も、インスタグラムで反応。
インスタグラムのストーリーに「秋山さんカープに決まったの嬉しいなぁー 頑張ってください(^^)応援してまーす(^^)マツダは最高の場所なので暴れてください(^^)」としています。
秋山翔吾選手の奥さん
秋山翔吾選手は結婚されていて奥さんと男のお子さんが2人いらっしゃいます。
この写真は、シンシナティレッズへ移籍した時の写真。
秋山選手は、アメリカでプレーをされていましたが、単身赴任ではなく、家族でアメリカにわたっていました。
ということで、日本に帰ってくるということは、当然家族も日本へ。そして、「広島へ」ということになるのでしょう。現状、「広島へ」かどうかは分からないですが、今回の移籍に関して、奥さんや家族の意見もあったはずです。
秋山翔吾選手と奥さんの彩香さんは、幼馴染で、高校3年生の頃に交際をスタートさせ、7年の交際期間を経て結婚しています。秋山選手は、青森県の八戸大学に進学しているので、遠距離恋愛を成就させたということになります。
妻の彩香さんは、「自分の意見をはっきり言う、意志の強い女性」なんだそうです。今回の移籍に関しても、影響があったのかもしれません。
2014年と2016年にはそれぞれ男の子が誕生。2児の父でもある秋山選手。広島でも活躍し、プラス出来高を勝ち取っていただきたいものです。
広島カープ秋山翔吾誕生に菊池涼介の影
秋山翔吾選手と、NHK「球辞苑」で共演歴のあるナイツ塙さんがLINEを送り合う仲でもあり、
「こっちから球団どこにするの?なんてもちろん聞けないけど(秋山から)“今回決めさせていただきました。巨人ファンだと思いますけど、巨人を苦しめることになります”みたいな一行だけきたからさ」と明かしていました。
そして、先ほどから広島カープの鈴木本部長が秋山選手から入団する意志の連絡を受けたことを話題にしていましたが、なんと、広島カープの菊池選手がそれより先に知っていた模様です。
これは、広島カープの情報を毎日発信している「安芸の者がゆく」さんが記事にしています。
これによると、鈴木本部長が知る前日には、既に菊池涼介選手は知っていたことになります。
そうして知ったかというと、LINE。秋山選手から菊池選手のLINEに「世話になるわ」とのLINEが入っていたようです。この連絡をするということは、なにがしか菊池選手が動いたのは間違いないでしょう。
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